桜川駅 (茨城県)
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桜川駅(さくらがわえき)は、茨城県日立市国分町1丁目2番1号にあった日立電鉄日立電鉄線の駅(廃駅)である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。開業当初から廃止まで有人駅であったが、ホームから駅舎を通らずに外に出ることのできる構造となっていた。駅裏手の日立の工場への通勤客に対する配慮から、鮎川行きのホームとそれらの工場を直結する道路があり、ラッシュ時には駅員が鮎川行きホームの端にある臨時改札に立ち改札を行っていた。直営駅であったが、廃止時点で、駅員は平日の7時から9時40分及び15時50分から19時にのみ配置された。
コンクリート造りの駅舎が廃止まで使用された。駅舎内部に自動券売機の設置が一台あり、駅員無配置時間でも乗車券の購入が出来た。また、乗車駅証明書発行機の設置があり、白地に朱一条の証明書が発行されていた。
駅周辺
- 桜川
- 日立鮎川一郵便局
- 日立多賀エレクトロニクス
- 日立国分工場
- 日立多賀工場
- 多賀総合病院
- 上記三つが当駅の駅名標で紹介されていた。
歴史
- 1947年(昭和22年)9月1日 - 日立電鉄線大甕・鮎川間の開通に伴い開業。
- 1956年(昭和31年)8月23日 - 駅舎を移転。
- 1978年(昭和53年)4月1日 それまでの木造駅舎に代わり新しい駅舎を建てる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 日立電鉄線の廃線に伴い廃止。
- 2006年(平成18年)9月頃 - 駅舎を撤去。
その他
関東の駅百選認定駅であった。