松露饅頭
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松露饅頭(しょうろまんじゅう)とは、佐賀県唐津市で作られている和菓子。
餡をカステラ生地で丸く包んだ形が、唐津の名所虹の松原に生える高級食用キノコである松露に似ていることから、この名がつけられた。
特徴
皮は薄いカステラ生地。こし餡を使用する。直径3~4cm程度の球形である。10個~数十個を1箱に纏めて販売されている。餡は甘さが控えめで、若干、羊羹を思わせる食感と風味をしており、さっぱりとした味わいである。
宮田のCM
宮田の松露饅頭は、饅頭そのものだけでなく、テレビCMでも有名である。そのCMは、唐津に旅行に来た女性が旅行の様子を手紙にしたため、唐津の名物や景勝地の映像を背景にその手紙の内容が女性の声で読み上げられる、というものである(手紙の最後で松露饅頭を勧めている)。
このCMは、1960年ごろから放映されており、その映像の古さが特徴的である。長年使用されているために音は割れ、映像には至るところにノイズが入っている。
1974年から放映されている二◯加煎餅(福岡県福岡市)や1970年前後から放映されている風月フーズ(福岡県福岡市)の雪うさぎのCMなどとともに九州でも指折りの長寿CMである。