杜の都信用金庫

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テンプレート:Infobox 杜の都信用金庫(もりのみやこしんようきんこ、英語Mori No Miyako Shinkin Bank)は、宮城県仙台市青葉区に本店を置く信用金庫である。

概要

前身とする仙台信用金庫は、エリアで競合する宮城第一信用金庫と並ぶ東北随一のスケールを有していたが、旧塩竈信用金庫との合併にともなって、東北6県に本店を置く地方銀行第二地方銀行、及び東北労働金庫等と同等規模までプレゼンスが向上したとされる。また、この合併が宮城県内だけでなく、東北全体の信用金庫再編の口火を切ったとされる。

長らく預金、融資残高で東北最大手を維持してきたが、預金残高に対しては2008年(平成20年)5月19日十和田信用金庫と合併した八戸信用金庫に抜かれて2位となり、融資残高においても翌年11月9日に八戸信金が青森県内2信金(あおもり下北)と合併して発足した青い森信用金庫に抜かれた。

店舗展開

本店・本部の再開発関連

2006年(平成18年)7月18日に、中央支店ビルの再開発で、同支店を旧仙台信金鉄砲町支店跡地に仮移転した。そして翌年12月17日には新・中央支店ビルの竣工に伴い、事務統括部を除く本部機能は、同ビル上層部に移設された。 また、2008年(平成20年)1月15日から中央支店も同ビルで営業を開始した。

本店ビルも再開発され、2008年(平成20年)2月12日より、本店営業部を仙台第一生命タワービルディングの3Fに空中店舗として仮移転し、本店の土地・建物はエヌ・ティ・ティ都市開発に売却された上で、跡地に新築されたアーバンネット定禅寺ビルへ賃貸形式での入居により、翌年10月13日より従来の位置に復帰し営業を再開した[1]

塩竈営業部

旧塩竈信用金庫本店は現在の塩竈営業部の位置に所在したが、現在の塩竈営業部は旧仙台信用金庫の塩竈支店が合併と同時に同所に移転し、その際同時に旧塩竈信金本店・同中央支店を統合した上で営業部に昇格している。従って、塩竈営業部は、実態としては旧塩竈信金の本店をそのまま継承した店舗ではない。

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totoの払い戻し店

スポーツ振興くじ(toto)の払い戻し店は以下の店舗で行う。

  • 本店営業部
  • 中央支店
  • 長町支店
  • 原町支店
  • 西多賀営業部
  • 泉中山支店
  • 古川支店
  • 塩竈営業部
  • 七郷支店
  • 黒松駅前支店
  • 泉中央支店
  • 西中田支店
  • 岩切支店
  • 多賀城支店
  • 北支店

沿革

  • 1931年(昭和6年) - 有限責任塩竈信用組合として設立。
  • 1932年(昭和7年) - 仙台信用組合として設立。
  • 1943年(昭和18年) - 市街地信用組合法により塩竈信用組合に組織変更。
  • 1950年(昭和25年) - 中小企業共同組合法により塩竈信用組合に組織変更。
  • 1951年(昭和26年)
    • 仙台信用組合を仙台信用金庫に組織変更。
    • 塩竈信用組合を塩竈信用金庫に組織変更。
  • 1998年(平成10年) - 仙台信用金庫が徳陽シティ銀行岩切支店を、塩竈信用金庫が同行塩竈支店の営業譲受を受ける。
  • 2005年(平成17年)7月19日 - 仙台信用金庫が塩竈信用金庫と合併し、杜の都信用金庫に改称。
  • 2006年(平成18年) - 西多賀支店が西多賀営業部に改称。
  • 2007年(平成19年) - 新築した中央支店ビル内に本部機能を移設。
  • 2008年(平成20年) - 本店営業部の仮店舗を仙台第一生命タワービルディングの3Fに設置し、空中店舗化。
  • 2009年(平成21年)
    • 当金庫を含む県内5信用金庫と七十七銀行仙台銀行相互間によるATM出金手数料無料提携「みやぎネット」を開始。
    • 旧本店ビル跡地に新築されたアーバンネット定禅寺ビル内に、本店営業部を移転。
  • 2013年(平成25年)- 5月27日 東日本大震災で被災したことに伴う抜本的な対策としての建替実施に伴い、北仙台支店を本店営業部内にブランチインブランチ化。その間は、近隣へのATMは設置されないため、他支店のATMなどを利用する形となる。
  • 2014年(平成25年)- 3月17日 北仙台支店を原位置に新築の上再開。

ATMについて

杜の都信金のATM(杜の都信金以外が幹事行とする共同利用自動機店舗を除く)では、他の信用金庫のキャッシュカードでも、「しんきんATMゼロネットサービス」により、平日08:45~18:00の入出金・土曜09:00~14:00の出金に限り手数料は無料となる。また、七十七銀行及び仙台銀行みやぎネット)のキャッシュカードでも、平日08:45~18:00の出金に限り手数料は無料となる[2]。 さらに、ゆうちょ銀行のキャッシュカードでも平日に限り入金も可能である[3]

イオン銀行新銀行東京とは信用金庫との接続開始当初から提携しているが、セブン銀行とは2006年(平成18年)4月3日に提携を開始した。いずれも時間内でも手数料が徴収される。なお、イオン銀行ATM利用時は、振込の取引も可能(提携手数料以外は、イオンバンクカード利用時と同手数料体系である。

ギャラリー

関連会社

脚注

  1. 「アーバンネット定禅寺ビル」プロジェクト NTT都市開発
  2. 逆に、杜の都信金のカードで七十七あるいは仙銀の各ATMにて同時間帯での出金の場合も同様。ただしコンビニATMイーネットローソンATMでは対象外となり、それぞれのコンビニATM提携外金融機関<MICS>扱いとなる。
  3. 逆に杜の都信金のキャッシュカードでゆうちょ銀行ATMでの入金も平日に限り利用可能。いずれも出金を含め要手数料。

関連項目

外部リンク


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