旃陀羅(せんだら)とは、日本の中世の一時期、被差別民にたいする呼称として使われていた語である。
語源
インドの被差別民チャンダーラが漢音訳されたものである。『マヌ法典』では首陀羅(しゅだら)の父と婆羅門(ばらもん)の母との混血児を言う。
日蓮
日蓮宗の開祖日蓮は、安房の国の「旋陀羅」出身だと自称していた[1]と伝えられるが、その真偽については現在も論争が続いている。一説には殺生に携わる漁民とかかわりの深い出自であるが故に、死穢を差別の正当化と直結させがちな他宗派の批判のためにあえて旃陀羅出自を称したとも考えられている。
脚注
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関連項目
↑ 『佐渡御勘気抄』に「海辺の旃陀羅が子なり」とある。