新宿中央公園
テンプレート:公園 新宿中央公園(しんじゅくちゅうおうこうえん)は、東京都新宿区西新宿二丁目にある新宿区立の都市計画公園である。
面積は8万8065m²。新宿区内の緑地のうち新宿御苑・明治神宮外苑・戸山公園に次ぐ面積で、新宿区立公園の中では最も広い。
概要
西新宿の新宿高層ビル群の一角にあり、付近の貴重な緑地として、当地界隈に勤めるビジネスマンなどにも馴染みの公園である。また、開園当初よりテレビドラマや映画、特撮テレビ映画の撮影などが頻繁に行われており、撮影現場を見かけることも多い(有名なところでは「キイハンター」、「帰ってきたウルトラマン」〔TBS系列〕や「太陽にほえろ!」〔日本テレビ系列〕等)。新宿ナイアガラの滝と前の広場は、公園のシンボル的な存在でテレビドラマや特撮・テレビアニメ(「デジモンテイマーズ」〔フジテレビ系列〕等)の撮影でも登場する。
元々当地は、現在隣接する熊野神社の敷地の一部であり、戦前には小西六写真工業(現:コニカミノルタ)の工場敷地などになっていた。それに戦後新宿副都心計画の一環として、淀橋浄水場の跡地と併せて、西新宿に勤めるサラリーマンなどへの憩いの場として公園として整備されることになった。公園の北端には新宿区立環境学習情報センターと新宿区立区民ギャラリーの複合施設エコギャラリー新宿が設けられた。
サラリーマン向け以外にも、付近在住の子どもたち向けの遊具があったりと(西新宿でも公園界隈では住宅街が残る)、公園として充実した機能も備わっているが、公園の一部では新宿駅西口地下広場から追い出されたホームレスがダンボールハウスやブルーシートテントなどで集団で暮らしているなど、望ましくない部分があるのも事実である。また近年、若年層女児への性犯罪もおこった(ホームレスによる事件では無い事が確認されている)。
歴史
- 1902年 - 小西本店(後の小西六写真工業、現:コニカミノルタ)の写真用感光材製造部門である六桜社の工場が竣工。
- 1963年 - 新宿副都心計画の一環として、工場移転。公園に。
- 1968年4月1日 - 東京都立の公園として開園。
- 1975年4月1日 - 新宿区に移管。
主な施設
- Shinjuku Central Park Flower clock.jpg
公園内にある花時計
- Magnolia in the Shinjuku Central Park by tata aka T.jpg
公園を見下ろす都庁舎
- Shinjuku Central Park from Tokyo Metro Govt Bldg by Hyougushi.jpg
都庁舎から見下ろした新宿中央公園
- Shinjuku Niagara Falls in the Shinjuku Central Park by mhaw.jpg
新宿ナイアガラの滝
アクセスなど
その他
1995年に藤原伊織が直木賞と江戸川乱歩賞を受賞した小説『テロリストのパラソル』の冒頭は、新宿中央公園が舞台になっている。2002年1月19日、新宿中央公園で消火器爆弾が爆発して1人が重体になる事件があり、『テロリストのパラソル』との類似性が話題になった[1]。
脚注
- ↑ <ごみ箱爆発>新宿中央公園の事件 ミステリー小説と類似点も 毎日新聞 2002年1月19日15時1分配信