断魚渓
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断魚渓(だんぎょけい)は、島根県邑南町(旧石見町)に位置する渓谷である。
江の川の支流、濁川上流約4キロメートルに亘る渓流で、流紋岩を浸食して形成された[1]。高低差は100メートルほどで、渓流の間には目立った滝はない。しかし、谷底に千畳敷と呼ばれる岩盤が露出している。その岩盤には自然の節理による水路、岩樋川が通る。断魚渓という名は、下流の神楽淵にある断魚の淵に因んでおり、鮎の遡上を遮ることから名付けられた。嫁ガ淵、通仙橋、千畳敷、神楽淵など24の景勝地があり、散策路が設けられている[2]。
漢学者野田慎(1844年-1899年)が断魚渓の24の景観を「断魚渓二十四景」と定めた[3]。野田慎が編集した『断魚渓題詠集』は、断魚渓の名を世に広めたと、NHKはいう[4]。1935年に国の名勝に指定されており[2]、江川水系県立自然公園の指定区域である。
出典
- ↑ テンプレート:PDFlink山陰・島根ジオパーク構想のページ 島根大学大学院総合理工学研究科地球資源環境学領域
- ↑ 2.0 2.1 島根県 : 断魚渓・千丈渓コース
- ↑ 豪雨被災の断魚渓で新たな名所づくり2013年11月27日 山陰中央新報
- ↑ 石見町・断魚渓 | NHK映像マップみちしる -新日本風土記アーカイブス-ビデオ