愛知県立千種高等学校
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愛知県立千種高等学校(あいちけんりつ ちぐさこうとうがっこう)は、愛知県名古屋市名東区社台二丁目に所在する県立高等学校。通称は「ちぐさ」。
概要
全日制で普通科と国際教養科を設置しており、名古屋市東部にある。校章は「かきつばた」。愛知の県花であるかきつばたを「高」の字形に象っている。校門のアーチ「飛翔」が本校の外観を特徴づけている。校歌は丸山薫作詞、平井康三郎作曲である。国際社会に通用する人材の育成に力を入れており、2008年度には日本人で初のケンブリッジ大学獣医学部への合格者を出した[1]。
沿革
- 1963年(昭和38年)4月 - 愛知県立千種高等学校として開校
- 1973年(昭和48年)4月 - 学校群制度による第1期生入学。市立菊里高校と名古屋1群、旭丘高校と名古屋2群を組む。
- 1975年(昭和50年)2月 -名東区が千種区から分区独立したことに伴い住所が変更となる
- 1985年(昭和60年)4月 - 国際教養科設置(当時は1クラス)
- 1989年(平成元年)4月 - 複合選抜入試制度による第1期生入学。普通科は尾張2群Bグループ、国際教養科は専門学科Bグループに属する。
- 2003年(平成15年)4月 -文部科学省から SELHi指定(3年間)を受ける
- 2005年(平成17年)4月 - 国際教養科が2クラスになる
- 2009年(平成21年)4月 - 全国高等学校長協会英語科・国際科部会の東海地区ブロック理事校になる
- 2010年(平成22年)4月 - 全国高等学校文化連盟愛知県事務局になる。また、愛知県高等学校生徒指導研究会、地域恊働生徒指導の実践校の指定を受ける
- 2013年(平成25年)3月 - 国際連合教育科学文化機関よりユネスコ・スクールの認証を受ける
交通
- 名古屋市営地下鉄東山線/一社駅徒歩6分
- 名古屋市営地下鉄東山線/上社駅徒歩12分
- 名古屋市営バス/幹一社1号系統「一社」徒歩6分
- 名古屋市営バス/上社11号系統「鋳物師洞」徒歩3分
- 名古屋市営バス/上社12号系統「上社」徒歩12分
- 名古屋市営バス/名東巡回系統「社台一丁目」徒歩1分
- 名古屋市営バス/出入庫(猪・星)系統「打越」徒歩10分
- 名古屋市営バス/池下11号系統「平和が丘」徒歩12分
本校まで目安(徒歩含)として名古屋駅/大曽根駅から30分、藤が丘駅から12分、八草駅から35分である。
著名な卒業生
- 長谷川岳 - 参議院議員(北海道区選出/自民党)、YOSAKOIソーラン祭り創始者
- 近藤昭一 - 衆議院議員(愛知三区選出/民主党)
- 鈴木淳司 - 衆議院議員(愛知七区選出/自民党)
- 鈴木貴博 - 経済評論家、百年コンサルティング社長
- 和田洋一 - 元スクウェア・エニックス社長
- 池田貴族 - タレント
- くわ山ともゆき - 編集者、コラムニスト
- 舘ひろし - 俳優
- 山羊智詞 - ロック歌手、俳優、音楽プロデューサー
- 山田耕平 - 歌手(『ニューズウィーク』の「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれている)
- 今井智久 - テレビ愛知報道記者・ディレクター
- 岩槻里子 - NHKアナウンサー
- 上野ゆい - フリーアナウンサー
- 亀井希生 - 毎日放送アナウンサー
- 竹内香苗 - フリーアナウンサー(元TBSアナウンサー)
- 田中崇裕 - NHK福岡放送局アナウンサー
- 水野倫之 - NHK解説委員室 NHK記者、報道局国際部副部長を経て解説委員へ
- 宮部和裕 - 中部日本放送アナウンサー
- 今井裕 - 鹿児島大学理学部准教授
- 西部忠 - 北海道大学経済学研究科教授
- 宮林謙吉 - 奈良女子大学理学部准教授
- 谷村省吾 - 名古屋大学大学院情報科学研究科教授、専門は理論物理、特に量子論[2]