愛媛県立伊予高等学校

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テンプレート:日本の高等学校 愛媛県立伊予高等学校(えひめけんりついよこうとうがっこう)は、愛媛県伊予郡松前町にある公立の高等学校。学校名に伊予とあるが、伊予市にあるわけではない(伊予市は学校より南方)。

概要

周りを田畑に囲まれ、学校西側には国道56号が南北に走り、ここ十数年でこの国道沿いは商業施設が急増した。

2002年に創立20周年を迎え、記念講演に空手家の角田信朗が招待された。その後3年おきに「トップランナートーク」と題し著名人を招いて公演を行っている。2005年は当時弁護士で現大阪市市長の橋下徹を迎え、そのことは橋下のブログにも書かれた。20周年を期にコンピューター部によって作成され、公開されたホームページは、開設当初から週に最低一度は更新し、開設年度は年間4万アクセスを記録した。部活動として、文化部では吹奏楽部があり、運動部では男子ホッケー部がある。

設置学科

  • 全日制
    • 普通科(1学年定員320人)

主な施設

  • 本館
職員室、会議室、事務室など主たる機能の他、HR教室がある。西側には1Fからピロティ・談話室・多目的室がある。
  • 普通教棟
HR教室が大半を占め、1階には保健室と生徒会室、3階にLL教室がある。
2004年度に階段に車いす昇降機が設置され、教棟出入口にはスロープが設置された(全教棟、図書館も)。
  • 特別教棟
美術室、書道教室、音楽室など芸術科の教室と準備室や地学・生物・化学・物理それぞれの講義室・実験室・準備室、地歴教室や被服室などもある(講義室と実験室を分けているが、それぞれ専用ではない)。
2000年には地学講義室が改装されコンピュータ教室が設置された。
なお、2005年度にHR教室などのほとんどの教室にエアコンが設置され、校納金に使用料が含まれるようになった。しかしながら学校周辺には田畑が多いために普通教棟以外は風通しも良く(普通教棟は本館・特別教棟に挟まれている)、設置利用を疑問視する声がなかったわけではない。
  • 図書館
開架スペースの他、会議室、書庫、司書室がある。
1999年よりコンピュータが導入され、蔵書管理・貸出返却システムがデジタル化される。その影響からか年々貸出冊数を延ばしている。
  • 体育館
北側にステージ、南側に主に卓球部が使用する2階があり、式典行事の時には吹奏楽部の演奏場所にもなる。
広さは上記に加え、バスケットコート約2つ分である。
  • 武道場
北側で柔道、南側で剣道が行えるよう分割されている。学年集会などに使用されることも多い。
  • プール
北側に屋根付の階段式座席が設けられ、25m×7コースのプールがある。
  • グラウンド
いわゆる運動場としてのスペースの他、ブルペン、ハンドボールコート(2面)、テニスコート(6面)を有する。

映画「世界の中心で、愛をさけぶ」

映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケに使用されたこともある(実際の物語のモデルは原作者片山恭一の出身校愛媛県立宇和島東高等学校)。ロケはHR教室、渡り廊下、特別教棟屋上、運動場などで行われ、在学生もエキストラとして多数参加、ロケ中には片山も訪問した。劇中においてグラウンドでアキが水道水を飲むシーンがあるが、その手洗い場は美術セットである。撮影後は場所を変えて保存されている。また高校のシーン全てが撮影されたわけではなく、香川県の高校も使用されている(靴箱、体育館のシーンなど)。

出身者

関連項目

外部リンク