はじき音
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はじき音(弾き音、はじきおん、Tap or Flap)とは、子音を調音する際、舌で上顎部の調音器官を軽く一回だけ弾き、口腔内に瞬間的な閉鎖を作ることで作り出される音。弾音(だんおん)、単顫動音(たんせんどうおん)とも呼ばれる。通常はじき音は有声音とされるが、無声的な発音も可能であり、実際にそのように発音されることもある(ドイツ語の音節末の「R」など)。
国際音声記号の表では"Tap or Flap"と記述されており、両者を区別する場合、Tapはたたき音といって調音部位に舌が点的に触れるもの、Flapがはじき音で面的に触れるものを言う。そり舌音は、反った舌を元に戻す際、舌尖から舌端裏にかけての部分がべったりと触れる。これはヒンディー語などに見られる。