平沼駅 (京浜電気鉄道)
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テンプレート:駅情報 平沼駅(ひらぬまえき)は、かつて存在した京浜電気鉄道→東京急行電鉄(大東急、後の京浜急行電鉄)の鉄道駅である。神奈川県横浜市西区平沼に位置し、現在の京急本線上にあった。
駅構造
歴史
テンプレート:出典の明記 1931年(昭和6年)に開設されるが、太平洋戦争中の1943年6月に営業を休止。翌1944年11月に廃止された。1945年(昭和20年)5月29日の横浜大空襲で被災し、残存施設が壊滅的な被害を受けた。
1999年(平成11年)までは現在の線路上を跨ぐ形で鉄骨の屋根の跡が残されていた(架線柱の代用となっていた状態であったことと、戦禍を後世に伝えるため)が、老朽化により崩れる危険が出てきたことから撤去された(プラットホームは腐食・崩壊を防ぐため、プラスティックでコーティング処理されている)。ホームの遺構は現存しており、そこに駅が存在していたことを彷彿とさせる。これはホームが高架橋と一体となっているため、撤去すると高架の強度を保つことができなくなるためである。ホームには保線機材が置かれている。
- 1931年(昭和6年)12月26日 - 京浜電気鉄道平沼駅開業。
- 1942年(昭和17年)5月1日 - 会社併合により東京急行電鉄(大東急)の駅となる。
- 1943年(昭和18年)6月30日 - 営業休止。
- 1944年(昭和19年)11月20日 - 廃止。
- 1945年(昭和20年)5月29日 - 横浜大空襲により被災。
- 1999年(平成11年) - 屋根部分を撤去。
- 2013年(平成25年)2月25日~7月31日 - 改修工事(高欄新設、コンクリート面補修、階段設置)。
慰霊祭
毎年5月29日には、京浜急行電鉄の本社並びに労働組合の代表者による慰霊祭が同駅跡地で行われている。
隣の駅
- 京浜急行電鉄
- テンプレート:Color本線