帯 (柔道)
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柔道における帯(おび)は、胴衣を止めるものでもあり、段級位を表すものでもある。
歴史
江戸時代柔術が百以上の流派に分かれていた。その頃には、帯は胴衣を止めるものでしかなく、段級位は関係なかった。
1882年嘉納治五郎が講道館柔道を創設し、門下生が集まってきて傑出した人材がでてくるようになると、有段者に黒帯を締めさせるようにしたのがはじまりである。
示す段級位
段位 | 帯の色 |
4級以下 | 100px 白帯 |
1~3級 | 100px 茶帯 |
初段~五段 | 100px 黒帯 |
六段~八段 | 100px 紅白帯 |
九段(女子は八段)~十段 | 100px 紅(赤)帯 |
但し、初段を取得するためには14才以上である必要があるため[1]、14才未満の場合は下記のようになる。
段位 | 帯の色 |
初心者 | 100px 白帯 |
5級 | 100px 黄帯 |
4級 | 100px 橙帯 |
3級 | 100px 緑帯 |
2級 | 100px 紫帯 |
1級 | 100px 茶帯 |
道場によっては青帯を使用している場合もあり。
女子の帯
講道館の女子有段者は1/5幅の白線入り黒帯を用いてきたが、1999年のIJF理事会で差別的と見なされてIJF主催の国際大会での使用は禁止され、男子と同じ黒帯のみが用いられることになった[2]。国内大会では現在に至るまで白線入り黒帯が従来通り用いられている。
脚注
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