嵯峨鳥居本
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嵯峨鳥居本(さがとりいもと)は、京都市右京区の地区名。古くは「化野(あだしの)」と呼ばれ、京の人々の埋葬の地であった。現在の町並みは愛宕神社の門前町として発展したもので、化野念仏寺を境に瓦屋根の町家風民家が並ぶ下地区と茅葺きの農家が多い上地区と二つの風景が共存する。1979年に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定された。
重要伝統的建造物群保存地区データ
- 地区名称:京都市嵯峨鳥居本
- 種別:門前町
- 選定年月日:1979年5月21日
- 選定基準:伝統的建造物群及びその周囲の環境が地域的特色を顕著に示している
- 面積:2.6ha
名所・旧跡・施設
- 化野念仏寺 - 空海が野ざらしとなっていた遺骸を埋葬したのに始まる。その後、法然の念仏道場となり、現在は浄土宗。拝観料 500円。
- 愛宕念仏寺 - 千二百羅漢の寺
- 京都市嵯峨鳥居本町並み保存館
- 一之鳥居
- 平野屋 - 一之鳥居前に建つ茅葺きの茶店。創業は江戸時代。
- つたや
- さがの人形の家 - 登録博物館
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平野屋
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つたや
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一の鳥居付近、手前は平野屋別館
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左手に化野念仏寺参道