岐阜薬科大学
テンプレート:Infobox 岐阜薬科大学(ぎふやっかだいがく、テンプレート:Lang-en、公用語表記: 岐阜薬科大学)は、岐阜県岐阜市大学西1-25-4に本部を置く日本の公立大学である。1949年に設置された。大学の略称は岐薬(ぎやく)。
1932年に建設費を渡辺甚吉からの全額寄附[1]により賄い設置された岐阜薬学専門学校を母体とし、1949年に岐阜市が設置した。岐阜県立ではなく、岐阜市立の大学である。
学部は薬学部のみではあるが、製造薬学科・厚生薬学科の2学科(入学定員120名)があり、大学院博士前期・後期課程が併設されている。2006年度入学生からは、薬学部6年制導入によりこれまでの2学科を改め、卒業すれば薬剤師国家試験受験資格を得られる6年制の薬学科(入学定員100名)と、研究者育成のための4年制の薬科学科(入学定員40名)に再編成された。薬科学科は卒業しただけでは薬剤師国家試験受験資格は得られないが、薬学研究科修士課程修了と1年間の実習を経ることで受験資格を得ることができる。
中期日程入学試験を採用しており、地方公立大学には珍しく岐阜県出身の学生は10%程度で北海道~沖縄まで幅広い県から学生が集まる。2004年卒業生の薬剤師国家試験合格率90.3%。大学院在籍者を含む学生総数、約640名。専任教官65名(内博士号取得者52名)。
目次
沿革
- 1932年 岐阜市立岐阜薬学専門学校を創立(岐阜市九重町、現:岐阜市立梅林中学校)
- 1937年 岐阜市岩戸に薬草園を開設(1947年に閉園)
- 1949年 新制岐阜薬科大学となる
- 1953年 大学院修士課程を設置
- 1965年 大学院博士課程を設置(岐阜市三田洞)に移転
- 1968年 敷地内に薬草園設置
- 1971年 薬草園を椿洞に移転
- 2006年 薬学部薬学科を6年制に移行(厚生薬学科・製造薬学科廃止)、4年制学科の薬科学科を設置
- 2007年 岐阜大学とともに連合創薬医療情報研究科開設(設置大学は岐阜大学)
- 2009年 特別選抜(推薦入試Aおよび推薦入試B)を開始
- 2010年 学部4回と大学院、研究室(一部を除く)を本部キャンパス(岐阜市大学西)に移転
- 2011年 独立行政法人医薬品医療機器総合機構と連携大学院を設置
構想変更の模様:岐阜大学医学部近くに4,5,6回生の教育と一部研究用の6階立て学舎増築の予定(朝日新聞地方版2005年1月26日、読売新聞地方版2005年1月27日より)。
教育
学部・学科
- 薬学部
- 薬科学科
- 薬学科
大学院
- 薬学研究科
- 薬科学専攻(修士課程・博士後期課程)
- 薬学専攻(博士課程)
施設
キャンパス
本部キャンパス
所在地:岐阜県岐阜市大学西1-25-4</br> 本部キャンパスは岐阜大学医学部の敷地内にある。
三田洞キャンパス
所在地:岐阜県岐阜市三田洞東5-6-1</br> 三田洞キャンパス北隣に岐阜県立岐阜城北高等学校がある。
附属機関
薬草園
所在地:岐阜県岐阜市椿洞字東辻ケ内935
畜産センターに隣接する岐阜市椿洞にあり、温室があり117科700余種の薬用植物を栽培し、育種研究及び野外教育を行っている。1985年(昭和60年)より季節を限定して一般公開を行っている。
- 公開日:4月~7月、9月~10月(毎週月、水、金、日曜日の午前10時~午後4時)
- 特別公開日:2月下旬にオウレンの開花時期に実施される。
附属薬局
所在地:岐阜県岐阜市大学西1丁目108−3</br> 全国で唯一の大学附属薬局。学生の実習にも利用される。
附属図書館
子の原川島記念演習園
所在地:岐阜県高山市高根町中洞
学生生活
部活・サークル
サークルは存在せず、全て部活のみで構成されている。学生の部活所属率は約90%である。
部活
- 文化系
- 植物研究部
- 薬学研究部
- 写真部
- ESS部
- 茶道部
- コーラス部
- マンドリン部
- 軽音楽部
- 美術部
- 漢方研究部
- 囲碁・将棋部
- 演劇部
- 体育系
- 硬式テニス部
- ソフトテニス部
- 野球部
- 柔道部
- 剣道部
- 陸上競技部
- サッカー部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- バドミントン部
- 卓球部
- 弓道部
- 空手部
- スキー・山岳部
- ワンダーフォーゲル部
- ゴルフ部
- ダンス部
学食
本部キャンパス使用開始(2010年)に伴い採算が取れなくなり、廃止。本部キャンパスでは岐阜大学医学部の学食を利用し、三田洞キャンパスでは学内の小さなコンビニを利用する。
脚注
外部リンク
- 岐阜薬科大学
- 薬草園と薬草園研究室の沿革(PDF)