山川町 (徳島県)
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概要
町村合併促進法に基づく、昭和の大合併により、1955年1月1日、山瀬町、川田町および三山村の一部が合併し、誕生した。2004年10月1日には麻植郡内の町村と合併し、吉野川市となる。山川町であった区域は吉野川市山川町として区分された。
町の花はオンツツジ。同町船窪にはオンツツジの群落があり、樹齢数百年を超えるものもある。オンツツジの大群落が自然形成しているものは珍しく、1985年10月26日に国の天然記念物に指定されたことによって制定された。
伝統産業として和紙づくりがある。8世紀頃、忌部族が山川町の地に入り、紙や布の製造を行った頃からの歴史があるとされる。阿波和紙伝統産業会館で紙漉きを体験できる。
沿革
- 1889年10月1日 - 町村制施行に伴い、麻植郡山瀬村・川田村・三山村が成立。
- 1926年5月5日 - 山瀬村が町制施行して山瀬町となる。
- 1928年11月10日 - 川田村が町制施行して川田町となる。
- 1955年1月1日 - 山瀬町・川田町,三山村の一部が合併して山川町となる。三山村の残部は他村と合併して美郷村を新設。
- 2004年10月1日 - 鴨島町,川島町,美郷村と合併して吉野川市となる。