山中いの

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Pathnav テンプレート:物語世界内の観点 テンプレート:出典の明記 テンプレート:特筆性 山中 いの(やまなかいの)は、岸本斉史作の漫画作品およびそれを原作としたアニメ『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の人物。アニメでの声優柚木涼香

概要

アスマ班の紅一点で春野サクラのライバルでもあり、最高の親友でもある。会えばいつもうちはサスケを巡って喧嘩ばかりしている仲だが、実はサクラのことを大事に思っており、彼女が危機に面したときは真っ先に駆けつけた。姉御肌で、アスマ曰く忍者学校(アカデミー)時代、新人くノ一の中では抜きん出た存在であったらしい。また、元はいじめられっ子だったサクラが現在のような明るい性格になったのは、忍者学校時代に彼女と出会ったおかげである。ナルトから言えば「いつもサクラちゃんとケンカしてるサクラちゃんのライバル。サスケオバカ」。

ポニーテールが特徴で金色の髪に青色の目を持つ(カラーイラストでは色が異なっていることもある)。第二部では右眼が隠れるほど髪が伸びており、胸も大きくなり、服装も露出度が少し上っている。

家は花屋で、よく家業を手伝っているため植物に詳しい。ゲームでは攻撃名に何らかの植物名がついていることが多い。一人称は「私」。父は上忍山中いのいち。また、母親も登場している(声 - すずき紀子)ちなみに母親は貴婦人のような上品な服装をしている。

アニメ版と原作では「どうやって医療忍術を習得したのか」という点が異なる。アニメ版ではサクラに綱手にお願いして貰うという流れだが、原作の副本である「者の書」によると持ち前のセンスと向上心で習得と書かれている。アニメ版では綱手やサクラと共に修行したり、シズネに対しても先輩呼びでありシズネもいのを呼び捨てで呼んでいることから綱手の弟子だと思わせるような描写があるが、原作では共に修行するシーンはなくシズネといのの間柄も他人行儀であり、いのは綱手の口寄せの術を知らなかった事や「者の書」の解説などから原作では弟子ではないと思われる。

ちなみに「NARUTO -ナルト- 疾風伝 激闘忍者大戦!EX」シリーズでは、同期の中で唯一参戦していなかったが、「SPECIAL」では登場している。

いのの存在はサクラにとって憧れであり、それと同時にコンプレックスを感じさせ、越えて対等になりたいと思われていた。このような関係をイラスト集にてサクラといのの関係はナルトとサスケと対比させていると作者がコメントしている。

第一部

12⇒13歳。身長150⇒151cm。体重38kg。原作では中忍試験の際初登場となるが、アニメでは初期のころから登場する。忍者学校時代にいじめられっ子だったサクラを助けて額を出すように言いリボンをプレゼントし親友となる。サクラが額を出し額宛を髪留めのように身につけているのはいののアドバイスの影響である。その後サスケを巡る対立があり、忍者学校卒業直後にリボンを返され、額宛を額に付ける時に本気で戦う約束をしライバルとなる。

中忍試験予選ペーパーテストではサクラの精神に入り込みカンニングに成功。死の森では音忍との戦闘で奮起しボロボロになるサクラを見て、居てもたっても居られず、震えながらもシカマルやチョウジを連れて援護する。そして第三の試験予選ではサクラと対決し、格下だと決めつけていたが本気を引き出され昔の約束を思い出し額宛を額に付け本気で対峙。術を仕掛けるためにロングヘアをばっさり切り、テストの時と同様に精神に入り込むが打破され接戦の末引き分けに終わるが、サクラの成長を認めた。

サクラと共にサスケのお見舞いに向かったり、奪回メンバーの帰還をサクラに知らせたり、傷付いたチョウジの元へ真っ先に向かうなど仲間思いである。

アカデミー時代からの憧れであるサスケを振り向かせるために、女を磨く努力も欠かさない。体型を気にしている節があり、ダイエットで大変だとチョウジに発言していた。

また、アニメ版ではサクラが既に医療忍術で貢献しているのを見て医療忍者を志し、サクラに綱手に頼んで貰い妹弟子となる(ただし原作では一切触れられていないので実際の経緯は定かではない)。

第二部

16歳。身長162cm。体重46kg。優れたチャクラコントロールがあったわけではないが医療忍術を使うことが出来るようになっている(習得時期や経緯などは原作では一切不明)。ナルト達を介してサイと対面した際は、サスケに少し似た彼に気のある素振りがあった(サイからは「美人さん」と呼ばれたが、これは「思っていることと逆のことを言えばいい」という本の記述を実践したものである)。

アスマの仇討ちでは心転身の術で鳥の精神に入り込み、空から暁の飛段と角頭を発見したが、戦闘では殆ど参戦できていない。医療忍術を使う場面も殆どなかった。本人もシンプルな戦闘や後方支援的な戦闘以外では役に立てないことを自覚している。

ペインが木ノ葉の里を襲撃してきた際には、自来也が捕縛した雨隠れの下忍の記憶を探っている最中の父・いのいちに、ペインの襲撃を知らせた。いのいちとシズネと行動を共にするが、目の前でシズネが殺害されてしまう。その後シカマルやシカク・シホと合流しペインの本体が居る場所について議論する。

ペイン戦終結後は、同期生達との話し合いで木ノ葉によるサスケの始末を承諾するものの、過去のサスケへの好意からかその決定に泣き崩れた。

第四次忍界大戦では第5部隊に配属される。そして穢土転生した金角との戦いでは、心転身の術で金角に入り込んでダルイの呼びかけに応じて金角を「琥珀の浄瓶」に封じ込め、穢土転生したアスマとの戦いでは戦意喪失したチョウジに入り込んで危機を救った。その後、ナルト達を助けるため連合軍とともに駆けつけて二回、心転身の術でオビトの精神に入り十尾の攻撃をずらした。

能力

得意とする術は、山中一族に伝わる忍術・“心転身の術”。敵や動物の心に入り込み、肉体を操ることができる。任務ではこの術を使った偵察を任せられることが多く。反面、攻撃術は不得手であり、戦闘はほぼ仲間任せになっている。シカマル・チョウジとは親の代からの親交があり(通称・いのシカチョウトリオ)、この3人の術(いの・心転身、シカマル・影真似、チョウジ・肉弾戦車や倍化の術)の連携が決まると相手はなすすべが無い。激闘忍者対戦EXシリーズでは同期で唯一不参戦となっている。ゲームでは実家が花屋であるため、花を使った攻撃になっている。

使用術一覧

  • 原作
    • 心転身の術
      • 心転分身の術
    • 医療忍術
  • ゲーム
    • 心乱身の術(最強忍者大結集シリーズ、後にアニメ、ナルティメットアクセル2でも使用)
    • 忍法百花繚乱(ナルティメットシリーズ(ヒーロー2~))
    • 供花送り(ナルティメットシリーズ(ヒーロー3~))
    • 忍法四面楚華(ナルティメットポータブル)
    • 忍法月下美人(ナルティメットアクセル2、ナルティメットクロス)
    • 蝶針火(ナルティメットアクセル2)
    • 忍法万花繚乱(ナルティメットストーム)

「ナルティメットストーム2」以外のナルティメットシリーズでは、何故か心転身の術を使うことが無かった。

映画

テンプレート:NARUTOen:List of Naruto characters#Ino Yamanaka hu:A Naruto szereplőinek listája#Jamanaka Ino no:Ino Yamanaka pl:Lista ninja z wioski Konoha#Ino Yamanaka pt:Ino Yamanaka vi:Danh sách nhân vật trong Naruto#Yamanaka Ino