小田郡 (陸奥国)
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小田郡(おだぐん)は古代から中世の陸奥国にあった郡である。8世紀の初めに成立した。近代における遠田郡北部にあたる。
728年頃の丹取郡の廃止にともなって建てられた小さな郡の一つと推定される。延暦18年(799年)に、東隣の登米郡を併せるも後に分離した。天平21年(749年)に日本で初めて産金があったため、恩典として長く調庸を免除された。
中世以降に遠田郡に編入された。
関連項目
小田郡の読みについて、朝尾直弘・宇野俊一・田中 琢共編『《最新版》角川新版 日本史辞典』附録【総編】「国郡県表」奥羽(陸前)部<現・宮城県遠田郡>に「小田(をた)」と記されている(同書p.1,161)事を勘案すると、他文献をも参照して、より正確な情報と致したい。