寄席演芸(よせえんげい)とは、寄席で演じられる芸能、あるいは元来寄席で演じられていた芸能の総称である。
具体的には落語と講談、浪曲(浪花節)を中心にして、漫才(万歳)、漫談、コント、手品(奇術)、太神楽、色物(俗謡を中心とする音曲、娘義太夫など)、紙切りなどがこれにあたる。また見世物としての芸というわけではないが、寄席囃子もこれに含めることができる。漫才、漫談、コントを別にすれば、襲名と亭号を前提とした芸名を名乗って芸人が活動するところに特色があり、客席と高座がきわめて近いために比較的小人数のアット・ホームな場を想定した芸が多い。
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