学閥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
学閥(がくばつ)とは、特定の職域や組織において、ある学校の出身者同士が形成する排他的な勢力のことである。
解説
学閥には、組織の長の出身学校によって規定される場合や、長年の慣例から強化・維持されている場合などがある。学閥に係わるのは、必ずしも伝統校や学力上位校に限らず、ある地域や職種において影響力が強い学校であることもある。学閥の勢力が強まり、周囲への支配色を持つまでになると「学閥支配」といった言い方がされることもある。政界では内閣総理大臣を輩出していることや各大学の国会議員数の統計や地方議員数や知事や市長などの首長を輩出していることへの各大学の実績。官界で官僚の合格数の実績から力がある学閥の東大出身が有利となり官僚の出世を左右することや公務員や司法試験の合格者数の統計。財界では中小企業の経営者数の統計から上場企業の経営者や役員数の統計がマスコミや教育関係や経済関係雑誌の調査で輩出上位の大学が明らかにされて、学閥勢力の強弱が時代によって変動があるもの特集として統計が発表されている。堀江貴文は著書において、一般的に大学に行く価値は、出身大学の卒業生が構成する学閥目当てか教授の学術研究目当ての2つであるとした[1]。
日本における有名な学閥の例
日本において特に有名な学閥としては、慶應義塾大学出身者からなる三田閥、東京大学出身者からなる赤門閥、一橋大学出身者からなる如水閥などがあるが、他にも以下のようなものが挙げられる[2]。
- 国立大学
- 私立大学
- 教育界
- 神道界