大鯰(おおなまず)は、巨大なナマズの姿をした、日本の伝説の生物。地下に棲み、身体を揺することで地震を引き起こすとされる。
古くは、地震を起こすのは日本列島の下に横たわる、あるいは日本列島を取り囲む竜だと言われていたが、江戸時代頃から、大鯰が主流になった。
鹿島神宮の祭神武甕槌大神は、大鯰を要石で押さえつけることで地震を鎮めるという。ただしこれは要石が鹿島神宮にあったことによる後代の見付で、武甕槌大神は本来は地震とも大鯰とも無関係である。