増上寺徳川将軍墓とその遺品・遺体
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テンプレート:特筆性 『増上寺徳川将軍墓とその遺品・遺体』(ぞうじょうじ とくがわ しょうぐんぼと その いひん いたい)は、1958年から1960年にかけて、増上寺の徳川将軍家墓地の改葬に際して行われた、将軍家の人々の遺品や遺体の調査結果を、東京大学の鈴木尚など、この調査に関わった研究者たちがまとめた報告論文集。鈴木尚、矢島恭介、山辺知行の共編で、1967年12月25日に東京大学出版会から刊行された。
歴代の将軍の遺品、遺骨に関する様々な観点からの調査の報告は、医学、人類学、歴史学などの分野に貴重な資料となっている。
遺体・遺骨の調査を行った鈴木尚がのちにより一般向けに書いた『骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと』もある、増上寺の徳川将軍家墓地についてかなり詳しい情報を解説、巻末には発掘された遺骨や遺品などの写真が掲載された。
本書に登場する主な人々
徳川将軍家
- 徳川秀忠(二代将軍)
- 徳川綱重(甲斐甲府藩主・家宣父)
- 徳川家宣(六代将軍)
- 徳川家継(七代将軍)
- 徳川家重(九代将軍)
- 徳川家慶(十二代将軍)
- 徳川家茂(十四代将軍)
- 崇源院(秀忠正室・家光生母)
- 桂昌院(家光側室・綱吉生母)
- 天英院(家宣正室)
- 月光院(家宣側室・家継生母)
- 広大院(家斉正室)
- 契真院(家斉側室)
- 見光院(家慶側室)
- 殊妙院(家慶側室)
- 天親院(家定正室)
- 静寛院(和宮・家茂正室)
- 孝順院(家斉長男)
- 麗玉院(家斉三女)
- 玉樹院(家慶長男)
- 穃玉院(家慶次男)
- 蓮玉院(家慶十一女)
- 照耀院(家慶十一男)
- 瑞岳院(家慶十二男)