埼玉縣信用金庫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(埼玉県信用金庫から転送)
埼玉縣信用金庫(さいたまけんしんようきんこ、英語:The Saitamaken Shinkin Bank)は、埼玉県熊谷市に本店を置く信用金庫である。略称は、さいしん。
概要
「埼玉県信用金庫」ではなく、「埼玉縣信用金庫」である。
本店は埼玉県北部の熊谷市であるが、店舗数は埼玉りそな銀行よりやや少ないものの、武蔵野銀行よりやや多く、埼玉県内に本店のある第二地方銀行が存在しない埼玉県においては大手の金融機関であり、埼玉県の指定代理金融機関でもある。また、経営破綻した旧小川信用金庫の営業を2001年(平成13年)に譲り受けて以来、埼玉県西部地域にも営業エリアを広げ、比企郡小川町及び同郡嵐山町の指定金融機関でもある。
1994年(平成6年)頃から浦和レッドダイヤモンズデザインの通帳とキャッシュカードを発行している。ATMは、しんきんATMゼロネットサービスには加盟しているが、埼玉県内の他信金と異なり入金ネットには未加盟である。また、当庫はセブン銀行ATMやビューアルッテATM(JR東日本の主要駅等に設置)と提携しており、キャッシュカードによる出金が利用できる(利用手数料105円 + 時間外手数料が発生)。
宣伝活動は埼玉新聞紙面広告とテレビ埼玉でのテレビCMのみであり、埼玉りそな銀行や武蔵野銀行がそれらに加えて行っているNACK5でのラジオCMは実施していない。また、並行してテレビ埼玉で2009年(平成21年)頃から放送されている全国信用金庫協会の石川遼が出演するテレビCMに限り、連名で当庫のロゴがキャプションされている。
沿革
- 1947年(昭和22年) - 旧熊谷・浦和・大宮・川越・秩父・本庄・行田・羽生・加須信用組合により埼玉縣信用組合を設立し、市街地信用組合法により認可される。
- 1948年(昭和23年) - 上記組合より事業譲渡を受け、事業開始。
- 1950年(昭和25年) - 中小企業等協同組合法による信用組合に改組される。
- 1951年(昭和26年) - 信用金庫法に基づき、埼玉縣信用金庫となる。
- 1975年(昭和50年)7月 - オンラインシステムに移行する。
- 1978年(昭和53年) - 現金自動支払機を設置する。
- 2001年(平成13年)1月9日 - 経営破綻した小川信用金庫の事業の全部を譲り受ける。
- 2003年(平成15年)10月 - 国民生活金融公庫と業務提携(新規開業支援)。
- 2004年(平成16年)6月 - 中小企業金融公庫との業務提携。
店舗・店舗外ATM
2012年(平成24年)9月30日現在、本支店あわせて96店舗である。 テンプレート:Main
関連会社
- 埼信ビジネスサービス株式会社
脚注