城下駅 (長野県)
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テンプレート:駅情報 城下駅(しろしたえき)は長野県上田市諏訪形字中田982にある、上田電鉄別所線の駅。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地上駅。ホームの上田寄りにスロープ状の出入口があり、別所温泉方面ホームからは構内踏切を渡る。
600V→750V時代は上田寄りに駅舎があり駅員が切符を販売していたが、上田交通時代に合理化により駅員無配置となり、1500V昇圧後解体され完全な無人駅となっている。
別所線では全線でワンマン運転を実施しているため当駅では通常は進行方向1番前のドアしか開閉しないが、平日朝6時30分~8時30分の間、上田方面行き電車はすべてのドアを開閉する。
のりば
※番線表示はない。
(下り) | ■別所線 | 下之郷・別所温泉方面 |
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(上り) | ■別所線 | 上田行き |
駅周辺
- 上田市立城下小学校
- 上田三好町郵便局
- 小菅訓導殉職記念碑
- 千曲川
歴史
- 1921年(大正10年)6月17日 上田温泉電軌の三好町駅として開業。青木線の起点駅。
- 1924年(大正13年)8月15日 千曲川鉄橋の開通により、上田駅乗り入れ開始。起点駅ではなくなる。
- 1927年(昭和2年) 城下駅へ改称。
- 1938年(昭和13年)7月25日 青木線の廃止により、川西線の駅となる。
- 1939年(昭和14年)3月19日 路線名称変更により、別所線の駅となる。
- 1939年(昭和14年)9月1日 社名変更により、上田電鉄の駅となる。
- 1943年(昭和18年)10月21日 合併により、上田丸子鉄道の駅となる。
- 1969年(昭和44年)5月31日 社名変更により、上田交通の駅となる。
- 2005年(平成17年)10月3日 鉄道部門子会社化により、上田電鉄の駅となる。
隣の駅
特記事項
大きな駅である上田駅が隣の駅であるために利用客はそれほど多いともいえないが、上田駅までは途中千曲川を渡る橋があるため、主として老人などに多く利用されている。千曲川左岸から右岸の上田市街地に渡る橋が上田橋しかなかった時代が長く、当時は渡河のために遠方からの利用客もあったという。