国道311号
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国道311号(こくどう311ごう)は、三重県尾鷲市から、和歌山県西牟婁郡上富田町に至る一般国道である。
目次
概要
田辺市・尾鷲市間では国道425号が並行しているが、国道425号が狭路のため迂回路として利用される。海岸沿いを走る国道42号線と共に紀南地方の主要道路の一つであり、1999年(平成11年)の南紀熊野体験博開催に向けて道路整備、拡幅が行われた。
奈良県を僅かながら通過しているが、国道169号重複区間を含む奈良県域の道路管理は和歌山県東牟婁振興局新宮建設部が担っている。 阪和自動車道として高速道路が南紀田辺インターチェンジまで開通する以前までは大阪方面(和歌山市内)から紀伊半島南部や尾鷲方面に行く手段として、海岸線の国道42号は大型トラックや信号機、一般車輛の交通量が多い為に信号機が数機しか無い国道424号、国道168号を経てこの国道311号に突き当たり西に白浜温泉、東に尾鷲と走る事が可能なショートカットの道路として地元では有名であり、この道路を別名サンピンピンとも呼ばれている。 国道311号は熊野川付近の大日山トンネルの北側出口(緯度33.826043度 経度135.776487度)途切れ国道168号になる。また再び(緯度33.878050度 経度135.861120度)国道311号が現れ尾鷲方面に行く事が出来る。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点:尾鷲市(大字南浦字矢ノ川長尾1980番2地先[2]:新矢ノ川橋西交差点=国道42号交点)
- 終点:和歌山県西牟婁郡上富田町(岩崎交差点=国道42号交点)
- 重要な経過地:熊野市、和歌山県東牟婁郡熊野川町[注釈 1]、同郡本宮町[注釈 2]、同県西牟婁郡中辺路町[注釈 2]
- 路線延長:160.6km(実延長129.7km)[3][注釈 3]
- 三重県区間:85.8km(実延長72.9km)
- 和歌山県区間:71.8km(実延長54.1km)
- 奈良県区間:3.1km(実延長2.7km)
- 指定区間:国道42号と重複する区間[4]
歴史
路線状況
バイパス
- 曽根梶賀バイパス(三重県尾鷲市)
- 本宮バイパス(和歌山県田辺市本宮町)
- 中辺路バイパス(和歌山県田辺市中辺路町)
- 上富田バイパス(和歌山県西牟婁郡上富田町)
別名
- 熊野街道
- 中辺路道
- 朝来街道
重複区間
- 国道42号:熊野市・大泊交差点 - 同市・立石南交差点
- 国道169号:十津川村・竹筒(たけとう)交差点(十津川村)・宮井交差点(新宮市)間
- 国道168号 - 宮井交差点(新宮市)・本宮交差点(田辺市)間
- 国道371号 - 二川小学校交差点・滝尻交差点間(田辺市)
道路施設
- トンネル
- 八鬼山トンネル(2364m)
- 曽根トンネル
- 梶賀トンネル
- 新逢坂トンネル
- 稲葉根トンネル
- 道の駅
- ふるさとセンター大塔(田辺市)
- 熊野古道中辺路(田辺市)
地理
通過する自治体
交差する道路
- 三重県尾鷲市
- 国道42号:新矢ノ川橋西交差点
- 三重県道70号賀田港中山線:賀田町
- 三重県熊野市
- 国道42号:大泊海岸(立石南交差点まで重複)
- 三重県道34号七色峡線:井戸町交差点
- 国道42号:立石南交差点
- 三重県道52号御浜北山線:金山交差点
- 三重県南牟婁郡御浜町
- 三重県道35号紀宝川瀬線・三重県道62号御浜紀和線:川瀬(県道62号と僅かに重複)
- 三重県熊野市
- 三重県道40号熊野矢ノ川線:紀和町矢ノ川
- 三重県道62号御浜紀和線:紀和町矢ノ川
- 奈良県吉野郡十津川村
- 国道169号:竹筒(ここから新宮市まで重複)
- 和歌山県新宮市
- 国道168号・国道169号:熊野川町宮井(ここから国道168号と田辺市まで重複)
- 和歌山県田辺市
- 和歌山県道45号那智勝浦本宮線:本宮町請川
- 国道168号:本宮町本宮
- 国道371号:中辺路町川合(中辺路町栗栖川まで重複)
- 国道371号:中辺路町栗栖川
- 和歌山県西牟婁郡上富田町
- 和歌山県道35号上富田南部線:岡
- 和歌山県道35号上富田南部線・和歌山県道36号上富田すさみ線:岩田
- 和歌山県道36号上富田すさみ線:生馬
- 国道42号:岩崎交差点
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脚注
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関連項目
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