収益費用アプローチ
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収益費用アプローチ(しゅうえきひようアプローチ)とは、一会計期間の企業の活動成果である収益と、それを得るための犠牲分たる費用との差額を利益とする考え方をいう。収益費用アプローチにおいては、収益及び費用の概念ならびに、その認識・測定基準が重要となる。そのため、貸借対照表は期末時点の企業の経済実態を必ずしも適正に表示しているとはいえない。 収益費用アプローチにおいて計算される利益、すなわち収益から費用を差し引いて計算される利益は「純利益」と呼ばれる。 従来我が国の会計基準は収益費用アプローチに基づいた規定を定めていたが、近年の国際会計基準とのコンバージェンス(収斂)の観点から、資産負債アプローチへの移行が進んでいる。