南麻布
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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox Settlement 南麻布(みなみあざぶ)は、東京都港区の地名。麻布地区総合支所管内にあたり、現行行政地名として南麻布一丁目から南麻布五丁目までが設置されている。
目次
地理
港区西部に位置する。北で西麻布、北東で元麻布・麻布十番、東で三田、南で白金、南西で渋谷区恵比寿、西で渋谷区広尾と隣接する。 坂が多く見られ、仙台坂、木下坂、北条坂(鉄砲坂)、青木坂、新富士見坂、南部坂などが残る。
歴史
江戸時代は街外れで麻布村の主要耕作地だったほか、寺社地も多く、また大名、小名の下屋敷が置かれていた。今に残る仙台坂、南部坂、北条坂、青木坂は、各藩の屋敷に由来する。江戸中期には、将軍家の別荘である白銀(しろかね)御殿(麻布御殿・富士見御殿とも呼ばれる)が存在した。明治から大正時代にかけ開発が行われ、後に各国の大使館が設置されるに伴い徐々に今日の国際色豊かな都心の住宅街へと変貌を遂げていった。
1962年(昭和37年)の「住居表示に関する法律」の施行を受け1966年(昭和41年)、麻布東町、麻布竹谷町(たけやちょう)、麻布新堀町(しんぼりちょう)、麻布富士見町(ふじみちょう)、麻布盛岡町(もりおかちょう)、麻布田島町、麻布広尾町(ひろおちょう)の各全域に、麻布本村町(ほんむらちょう)、麻布新広尾町(しんひろおちょう)の一部を合わせて再編し、南麻布となった。
地名の由来
町名は、旧麻布区の南部であることに由来する。
交通
鉄道
路線バス
道路
- 東京都道415号高輪麻布線 - 二の橋交差点~古川橋交差点
- 東京都道416号古川橋二子玉川線(明治通り) - 天現寺橋交差点~古川橋交差点
- 東京都道418号北品川四谷線(外苑西通り) - 日赤病院下交差点~天現寺橋交差点手前
施設
南麻布一丁目
南麻布二丁目
南麻布三丁目
- 駐日イランイスラム共和国大使館
- 港区立本村小学校
- 本村公園
- 駐日フィンランド大使館
- 薬園坂
南麻布四丁目
南麻布五丁目
- 有栖川宮記念公園
- 愛育病院
- 東京都立中央図書館
- 広尾駅
- 広尾学園中学校・高等学校
- 駐日スイス大使館
- 駐日ノルウェー王国大使館
- 末日聖徒イエス・キリスト教会日本東京神殿
脚注
外部リンク
- 麻布地区の旧町名由来 (有栖川宮公園設置) 平成18年 港区