南薩鉄道万世線

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|} 万世線(ばんせいせん)は、かつて鹿児島県加世田市(現・南さつま市)の加世田駅から同市の薩摩万世駅までを結んでいた南薩鉄道(鹿児島交通の前身)の鉄道路線である。1962年(昭和37年)に廃止された。

路線跡はサイクリングロードとして整備され、2007年(平成19年)に全線が完成した。

路線データ

  • 路線距離(営業キロ):2.5km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:2駅(起終点駅含む。廃止時点)
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:なし(全線非電化

運行形態

「軌跡-南薩鉄道70年」によると1960年(昭和35年)当時は17往復の列車が走っていた。朝ラッシュ時20分、日中と夜間は60分おきに加世田 - 薩摩万世間をピストン輸送する運転形態をとっていた。その他、数往復の貨物列車も運転されていた。

歴史

  • 1915年(大正4年)9月9日 鉄道免許状下付(川邊郡加世田村-同郡東加世田村)[1]
  • 1916年(大正5年)
    • 10月22日 南薩鉄道により加世田 - 大崎町間開業[2]
    • 11月1日 大崎町駅を薩摩大崎町駅に改称[3]
  • 1941年(昭和16年)5月 薩摩大崎町駅を薩摩万世駅に改称
  • 1962年(昭和37年)1月15日 加世田 - 薩摩万世間廃止

駅一覧

加世田駅 - 薩摩万世駅

接続路線

※事業者名は万世線廃止時点のもの。

脚注

  1. 「軽便鉄道免許状下付」『官報』1915年9月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1916年10月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. 「軽便鉄道停車場名改称」『官報』1916年11月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)

参考文献

関連項目