千葉都民
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千葉都民(ちばとみん)は、千葉県に居住し、東京都区部に通勤・通学する者を指す俗語。
概要
千葉県は江戸川、旧江戸川を隔てて東京都に隣接しており、東京都への移動が便利な位置にある。高度経済成長期以降、東京一極集中が進んだことによって東京近郊の住宅需要が急増し、千葉県では北西部を中心に宅地化が進行した結果、住居は千葉県にあって東京都区部に通勤・通学するというライフスタイルを持つ新住民が定着した。東京へ直通する鉄道路線および高規格幹線道路の発達により、「千葉都民」の居住地域は大きく拡大している。
使用状況
政治意識の面において、地元の事柄には無関心でかつ無党派が多いとされるため、その点を強調して解説するために選挙報道では頻繁に使用される。類似語には、「神奈川都民」「埼玉都民」「茨城都民」などがある。また、千葉市に住む千葉都民と区別するため「船橋都民」「市川都民」といった語を使用する例もある。