医院
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語源
元々「病院」という言葉は、明治期以降「負傷者や病人の収容施設」という意味合いで「Hospital」という言葉の訳語として誕生したというのが一般的に言われている。
「医院」という名称は「医を司る所」という意味で、その名の通り「医療を提供する施設」という意味を持ち、古くから存在していたといわれている。
名称
「医院」という言葉は、主に病院や診療所などの名称に用いられ、日本において法律によって規制されていない名称であるため、自由に称することができる。実態としては、小規模な診療所の名称が多く、規模の大きい病院の名称であることは少ない。
使用例
- 一般開業医の名称:「~医院」、「~歯科医院」(歯科の医療施設の場合は、「歯科医院」とすることが多い)
- 順天堂大学医学部附属順天堂医院(1000床以上もの規模の大学病院)
- 漢字文化圏である中国における「Hospital」は「病院」とは言わずに「医院」という。