ソードライン(sword line)は、イギリス議会(ウェストミンスター宮殿)の床に引かれた2本の線。剣線とも呼ばれる。
中央の演説台で質問等が行われるが、その中央部と左右の議員席を分ける2本の赤い線である。線から出なければ左右どちらからも剣の届かない距離(剣の全長2本分)になっており、質問等の用事のないものはソードラインを越えてはならない規則がある。
昔、剣を身に着けていた頃に生まれた、無用な争いを避けるための知恵だと思われる。現在でも、質問・答弁中にこの線を踏むと、古参議員から「反則!」の声が飛ぶという。