切頂二十面体
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切頂二十面体(せっちょうにじゅうめんたい、truncated icosahedron)、または切頭二十面体(せっとうにじゅうめんたい)、切隅二十面体(せつぐうにじゅうめんたい)とは、半正多面体の一種で、正二十面体の各頂点を切り落としたような立体である。また、一般的なサッカーボールは、この立体に空気を入れて、球に近づけたものである。
- 構成面:正五角形12枚、正六角形20枚
- 辺:90
- 頂点:60の各頂点に、正五角形1枚と正六角形2枚が集まる。
- 双対多面体:五方十二面体
- ワイソフ記号:2 5|3
- 表面積:一辺を<math>a</math>とすると <math>S=3(10\sqrt{3}+\sqrt{25+10\sqrt{5}})a^2=3(10\sqrt{3}+\sqrt{5}\sqrt{5+2\sqrt5})a^2</math>
- 体積:一辺を<math>a</math>とすると <math>V={1\over4}(125+43\sqrt{5})a^3</math>
- 外接球半径:一辺を<math>a</math>とすると <math>r_u = \frac{a}{2} \sqrt{1 + 9\varphi^2} = {a\over4}\sqrt{58+18\sqrt5}</math> (<math>\varphi</math> は 黄金比)