共同無線
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共同無線のタクシー
共同無線 (きょうどうむせん) グループとは、東京23区・武蔵野市・三鷹市を営業区域とするタクシー会社無線共同体である。本拠地は豊島区上池袋。ボディカラーは黄色で、シンボルマークはブルーの●に白抜きで“共”の文字をイメージし、中に日の丸を入れている。
かつて加盟会社だった日生交通の車両が、テレビ東京の特別番組「日本のタクシー大冒険」で使用されたことから、海外を含めた最長距離を走った唯一の日本のタクシー事業者であると思われる。
歴史
- 1968年 東旅協ハイヤータクシー事業協同組合として設立。
- 1972年 無線営業開始(同年から「共同無線」の愛称になったと推測)。
- 1984年 開成交通が東京無線協同組合に移籍のため脱退。
- 1986年 無線タクシー部門が共同無線タクシー協同組合として独立。
- 1997年 柏自動車(現:大和自動車王子)が大和自動車交通に買収され脱退。
- 1998年 平安交通が東部無線から移籍。
- 2005年 ビゲスト(旧:キューピータクシー、2000年に社名変更)が脱退し独自営業に[1]、東洋交通が日本交通と業務提携のため脱退。キャピタルオート(キャピタルモータースの兄弟会社で黒・濃紺のハイグレードタクシーのみの営業)が加盟。これと同時に既存会社も積極的に黒のハイグレードタクシーを投入した。
- 2007年 それまでは深夜の配車受付を休止していたが、他グループ同様24時間営業に変更。
- 2010年 日興自動車・日興自動車交通が脱退、数日間独自営業[2]を経て東京無線に移籍。中央自動車が日の丸自動車グループと業務提携のため脱退[3]。キャピタルモータース・キャピタルオート・日生交通が日本交通と業務提携のため脱退。東京交通自動車が帝都自動車交通と業務提携のため脱退。平安交通が脱退し独自営業へ[4]。
加盟会社及び営業所
- 池袋交通 (板橋区幸町)
- 大井交通 (品川区南大井)
- 幸裕自動車 (荒川区西尾久)
- 寿交通 (三鷹市野崎)
- セントラルタクシー本社 (世田谷区岡本、旧:板橋交通)
- セントラルタクシー喜多見営業所(世田谷区喜多見)
- セントラルタクシー粕谷営業所(世田谷区粕谷)
- 大栄交通東京本社 (板橋区東坂下)
- 泰進交通 (墨田区堤通)
- ダイヤ交通 (足立区保木間)
- 鳩タクシー (世田谷区世田谷)