佐倉市立美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐倉市立美術館(さくらしりつ びじゅつかん)は、千葉県佐倉市新町にある同市立美術館。地元では「さくらいちりつ びじゅつかん」と呼ばれることも多い。旧城下町の中心部に位置する。
歴史
1994年11月、開館。
収蔵物
主な収蔵作家として、浅井忠、都鳥英喜、荒谷直之介、香取秀真、津田信夫、堀柳女など佐倉市と房総ゆかりの作家を中心に収蔵している。
施設
地下2階・地上4階建ての美術館である。
正面のエントランス部分は、1918年(大正7年)に「旧川崎銀行佐倉支店」として建設され現在に至る。設計者は矢部又吉 [1]、施工者は神谷平吉 。千葉県指定文化財(有形文化財)でもある。
旧川崎銀行佐倉支店沿革
- 1918年(大正7年) 川崎銀行(現・三菱東京UFJ銀行)佐倉支店として建設
- 1927年(昭和2年) 川崎銀行と第百銀行との合併により川崎第百銀行佐倉支店となる
- 1936年(昭和11年) 第百銀行佐倉支店と改称。
- 1937年(昭和12年) 第百銀行から佐倉町へ売却。佐倉町役場となる。
- 1954年(昭和29年) 佐倉町市政施行により、佐倉市役所となる。
- 1971年(昭和46年) 市役所が、現在地へ移転。中央公民館となる。
- 1976年(昭和51年) 中央公民館が現在地へ移転。図書館となる。
- 1983年(昭和58年) 佐倉郵便局の移転に伴い図書館が移転。旧川崎銀行佐倉支店が一時閉鎖。
- 1986年(昭和61年) 改築工事を経て佐倉新町資料館となる。
- 1991年(平成3年) 千葉県指定有形文化財となる。
- 1994年(平成6年) 市立美術館エントランスホールとなる。改修工事により、建築当時の吹き抜けを再現。
- 1階:ロビー、喫茶コーナー、売店
- 2階:一般展示室。原則的には常設展示室であるが、企画展実施時には展示物の変更が行われる。
- 3階:市民ギャラリー。企画展実施時には展示室となる。
- 4階:ハイビジョンホール、ハイビジョンギャラリー。映像による絵画紹介もしている。