佐倉市立美術館

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佐倉市立美術館(さくらしりつ びじゅつかん)は、千葉県佐倉市新町にある同市立美術館。地元では「さくらいちりつ びじゅつかん」と呼ばれることも多い。旧城下町の中心部に位置する。

歴史

1994年11月、開館。

収蔵物

主な収蔵作家として、浅井忠都鳥英喜荒谷直之介香取秀真津田信夫堀柳女など佐倉市と房総ゆかりの作家を中心に収蔵している。

施設

地下2階・地上4階建ての美術館である。

正面のエントランス部分は、1918年大正7年)に「旧川崎銀行佐倉支店」として建設され現在に至る。設計者は矢部又吉 [1]、施工者は神谷平吉 。千葉県指定文化財(有形文化財)でもある。

旧川崎銀行佐倉支店沿革

  • 1918年(大正7年) 川崎銀行(現・三菱東京UFJ銀行)佐倉支店として建設
  • 1927年(昭和2年) 川崎銀行と第百銀行との合併により川崎第百銀行佐倉支店となる
  • 1936年(昭和11年) 第百銀行佐倉支店と改称。
  • 1937年(昭和12年) 第百銀行から佐倉町へ売却。佐倉町役場となる。
  • 1954年(昭和29年) 佐倉町市政施行により、佐倉市役所となる。
  • 1971年(昭和46年) 市役所が、現在地へ移転。中央公民館となる。
  • 1976年(昭和51年) 中央公民館が現在地へ移転。図書館となる。
  • 1983年(昭和58年) 佐倉郵便局の移転に伴い図書館が移転。旧川崎銀行佐倉支店が一時閉鎖。
  • 1986年(昭和61年) 改築工事を経て佐倉新町資料館となる。
  • 1991年(平成3年) 千葉県指定有形文化財となる。
  • 1994年(平成6年) 市立美術館エントランスホールとなる。改修工事により、建築当時の吹き抜けを再現。


  • 1階:ロビー、喫茶コーナー、売店
  • 2階:一般展示室。原則的には常設展示室であるが、企画展実施時には展示物の変更が行われる。
  • 3階:市民ギャラリー。企画展実施時には展示室となる。
  • 4階:ハイビジョンホール、ハイビジョンギャラリー。映像による絵画紹介もしている。

交通

関連項目

脚注

  1. 妻木頼黄に師事し、県内では、旧川崎銀行千葉支店(千葉市美術館「さや堂」)や、旧三菱銀行佐原支店(佐原三菱館)などを手がけている。

外部リンク

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