伽藍方式
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伽藍方式[1](がらん - ほうしき)または原語でカテドラルモデル(Cathedral model)は開発手法のひとつ。『伽藍とバザール』において、成功した開発例であるLinuxカーネルとその周辺の開発モデルとして定義された「バザール方式」に対し、正反対の方式として(成功しないもの、といった雰囲気を含んで)言及された。
脚注
- ↑ 原題中のCathedralはキリスト教圏の「大聖堂」を指している。仏教寺院の建物群を指す「伽藍」と訳されたのは、建築家ル・コルビュジエの著作"When the Cathedral was White"が『伽藍が白かったとき』と訳されていることを踏まえて山形浩生が訳したものである。なお、建築学においては「Cathedral」を「伽藍」と訳すことは一般的であるが、エリック・レイモンドの意図した権威的、中央集権的といった意が抜けてしまっていることは否めない。参考:Digital Freedom Interview Eric Steven Raymond