仕事始め
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仕事始め(しごとはじめ)とは、1月2日に年が明けて初めて仕事をすること。
解説
1月2日には普段の仕事を形だけ行い、その年の労働の安全や技能の上達を願うならわしである。
農村では田畑に鍬を入れたり、縄作りの作業を始め、田の神を祀って米や餅などを供えた。山村では山の神を祀り、木の伐り初めを行った。漁村では、船霊を祀って舟の乗り初めを行った。商家では、初売や初荷が仕事始めに当たる。
官公庁では毎年1月4日を官庁御用始めとして初めて執務を行う日としており[1]、一般企業でもこれに準じていることが多い(1月5日を仕事始めとする企業もある)。昭和後期までは、特に女性社員が着物を着て出社する場合もあった。
日本国外では多くの諸国で新年の休日は元日のみで、1月2日には通常業務が開始される。