人間魚雷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
人間魚雷（にんげんぎょらい）は、接近して艦船を攻撃する魚雷を模した特殊潜航艇の一つ。
各兵器の詳細は該当ページを参照
ファイル:Maiale at gosport.jpg
第二次世界大戦で使用されたイタリア海軍の開放式操縦席を持つもの
形状は操作席が艇内部にあるタイプと、開放型の操縦席を持つタイプとがある。世界初の人間魚雷は、イタリア海軍が第一次世界大戦で使用したものである（後のマイアーレ）。基本的な運用法は、搭乗員は1、2名であり、運搬する母艦から発進し、艦船でいうところの船首部に爆薬が搭載されており、多くが切り離して攻撃するように設計されているが、回天のように切り離さず体当たりの自爆攻撃をする設計もある。
- マイアーレ - イタリア海軍が第一次世界大戦で使用した人間魚雷を改良したもの[1]。
- チャリオット - 第二次世界大戦でマイアーレを模してイギリス海軍が開発したもの[2]。
- ネガー (特殊潜航艇) - 第二次世界大戦でドイツ海軍が開発したもの。
- 回天 - 太平洋戦争で甲標的を改良して日本海軍が開発した特攻兵器の一つ。
ファイル:KaitenType1.JPG
靖国神社に展示されている回天一型
