二神島
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二神島(ふたがみじま)とは、瀬戸内海の中部に位置する忽那諸島に属する島。島嶼群では南西に位置する。行政区画は愛媛県松山市に属する。(旧 温泉郡中島町)
自然
- 周囲 10 km
- 面積 2.15 km²
- 東西に細長い形をしており、島の南側は切り立った崖が続く。
歴史
- 昔は、島に松が多かったので、松島と呼ばれていた。
- 1500年頃、藤原鎌足の流れを組むといわれる長門国から豊田家がこの島を安住の地として住み込み、二神氏を名乗り、祭祀等を執り行っていた。
- 二神文書として、室町時代から江戸期にかけての文書が残っている。
産業
社会
- 小学校 1校 松山市立ニ神小学校
- 2008年10月 児童が「ニ神島-歴史と芸術の島-」と題するリーフレットを作成
- 2009年4月以後は休校となっている。
- 中学校は島内にはない。
- 人口 244人(2000年)
- 瀬戸内の他の小島同様、極端に高齢化が進んでいる。2013年現在、島内に12歳未満の子供はいない。
交通
- 二神港が唯一の島外との交通手段。
- 中島汽船の、松山港(高浜港)からの西線の高速艇、カーフェリーが発着。
その他
- 漁業を中心として他の島しょから離れていたがゆえに、近代化されていない生活が色濃く残っていたことから、1972年の「ナショナルジオグラフィック」誌に大きく取り上げられたことがある。
- 日本テレビ『進ぬ!電波少年』でRマニア出演の「電波少年的無人島脱出」という企画では、無人島(由利島)を脱出して二神島にたどり着いた。
関連図書
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典38 愛媛県』角川書店、1981年、566頁、912頁