上院ウォーターゲート特別委員会
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上院ウォーターゲート特別委員会(じょういん-とくべついいんかい。正式名称はSenate Select Committee on Presidential Campaign Activities)とは、ウォーターゲート事件に関して米国議会上院が1973年2月に設置した特別委員会である。(特別委員会とは、常設委員会ではなく、通常の年功ではなく別に人選される委員会、それ故"Select")
著名な証言
- ディーン証言「大統領制をガンがむしばんでいる a cancer growing on the Presidency.」「大統領執務室に盗聴器が仕掛けられているらしい」
- バターフィールド証言「ホワイトハウスには録音システムがある」(事前聴取で認めたことを、公開の場で確認)
メンバー
- 委員長 サム・J・アービン Jr.(民主、ノースカロライナ)、元ノースカロライナ州最高裁判事、ウォーターゲート後引退。
- 副委員長 ハワード・H・ベーカーJr.(共和、テネシー) 後に大統領首席補佐官、上院院内総務、駐日大使を歴任(ダークセン元上院院内総務の娘婿)。
- 委員 ローウェル・P・ウェイカーJr.(共和、コネチカット)後にコネチカット州知事
- 委員 ハーマン・E・タルマッジ(民主、ジョージア)
- 委員 ジョーゼフ・モントーヤ(民主、ニューメキシコ)
- 委員 エドワード・J・ガーニー(共和、フロリダ)
- 主席顧問 サミュエル・ダッシュ(民主)(ジョージタウン大学法学部教授)
- 共和党顧問 フレッド・トンプソン 後に上院政府活動委員長、2007年大統領選出馬
- 副顧問 ルーファス・L・エドミステン
主な宣誓証言者(証言順)
- ジェームズ・W・マッコード・ジュニア"ジムJim" 侵入主犯、再選委員会警備主任、元CIA警備主任(Director,Physical Security Division,Office of Security)
- ヒュー・ウォルター・スローンJr. 再選委員会財務部長
- モーリス・ハーバート・スタンス 再選委員会財政委員長、前商務長官
- ジェブ・スチュアート・マグルーダー 再選委員会副責任者
- ジョン・ウェズレー・ディーン3世 前大統領法律顧問
- ジョン・ニュートン・ミッチェル 再選委員会責任者(委員長は別にいる)前司法長官、その前は有力な弁護士。
- アレキサンダー・ポーター・”アレックス”バターフィールド空軍大佐 大統領副補佐官。後にFAA(連邦航空局)長官。
- ジョン・アーリックマン”ダン Dan for Daniel" 大統領補佐官(内政担当)
- ハリー・ロビンス・ハルデマン"ボブ Bob" 大統領首席補佐官(首相相当)
元J.W.トンプソン(大手広告代理店)幹部
- リチャード・マガラー・”ディック”・ヘルムズ 前CIA長官(キャリア初のCIA長官)、イラン大使
- ロバート・エバートン・”ボブ”クッシュマンJr.海軍少将 CIA長官代行
- バーノン・アンソニー・”ディック”・ウォーターズ陸軍中将 CIA副長官
- リチャード・ゴードン・クラインディーンスト 司法長官
- ヘンリー・エドワード・ピーターセン 刑事局担当司法次官補(キャリア)
- エドワード・ハワード・ハントJr. 侵入主犯、ホワイトハウス・コンサルタント、元CIA工作員、キューバで活躍
公式報告
- 上院による概要・・・Senate Select Committee on Presidential Campaign Activities (The Watergate Committee)
- 最終報告(p9)・・・Final Report
- 最終報告内容全文(p1269)・・・Final Report of the Senate Select Committee on Presidential Campaign Activities