一文字グルグル

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一文字グルグル(ひともじグルグル)は熊本県郷土料理ひともじのぐるぐるとも呼ばれる。熊本地方を中心に、県内各地で食される[1]

概要

地元で採れる「一文字」(小ネギの一種。「人文字」とも表記する)をさっと茹でて氷水にくぐらせ、根元を軸に葉の部分をぐるぐる巻きつけたものを酢味噌につけて食べるぬたに似た料理である[1]。一文字(人文字)をぐるぐる巻くことから「一文字グルグル」という名前がついたと言われている。もともと「ひともじ」はネギの別称(ヒトモジグサ)でもあり、女房言葉としても用いられてきたという。

財政難であった熊本藩が天明2年(1782年)に出した倹約令をきっかけに生まれた料理といわれている[1]

脚注

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参考文献

  • 豊田謙二監修 『九州宝御膳物語 おいしい郷土料理大事典』、西日本新聞社、2006年


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  1. 1.0 1.1 1.2 豊田(2006):55ページ