ロリショタ

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テンプレート:性的 テンプレート:出典の明記 ロリショタとは、ロリコンショタコンを併せた曖昧な意味を持つ造語、同人用語。主に、以下の2つの意味で用いられる。

「ロリのようなショタ」としての「ロリショタ」

基本的には、まるで少女美少女ロリ)のような風貌を持つ(女装が似合う)少年美少年美青年ショタ)のことを「ロリショタ」と呼ぶ。この用語が実在の少年に対して用いられることは少なく、専ら漫画やアニメ、ゲームなどのいわゆる「2次元」のキャラクターに対して用いられている。

実際、類似のシチュエーションに性同一性障害やトランセクシャル・フィクション(TSF)、同性愛BL)などが含まれているが、明確な定義は無く、漠然と成り立っている言葉である。文中では「このキャラクターはロリショタだ」のように使われることが多い。逆に、少年のような風貌を持つ少女(『THE IDOLM@STER』の菊地真など)のケースは「ロリショタ」ではなく、「ショタロリ」とも呼ばない。

商業漫画誌にこの言葉が使われた例として、1995年12月発行のひかり出版アンソロジーコミック『ブレススペシャル ロリショタ♡特集』があるが、このコミックに登場しているキャラクターは、2000年代以降に「ロリショタ」として比較的広く認知されているキャラクター(『GUILTY GEAR XX』のブリジットや『旋光の輪舞』のツィーラン、『テイルズ オブ ジ アビス』のイオンなど)とは異なり、可愛らしい外見ではあるが少女には見えない普通の少年である。このコミックには「ロリショタ」の定義は書いておらず、作者の一人がコメントで「ところでロリショタって何だ」と発言している。また、別の作者の一人は「ロリショタ特集なのに21歳という設定のキャラクターを書いてしまった」とも発言している。

他に「ロリショタ」という言葉が使われた例としては、一水社から1997年-1999年にかけて発売されたアンソロジー雑誌『半熟天使』がある。この雑誌の表紙に記載されているキャッチコピーが「オール♡ハッピィ♡ロリショタ♡コミック」である。

類似の用語に「男の娘」があるが、明確な使い分けはされていない。強いて言えば、「男の娘」に比べると「ロリショタ」は「ロリコン」と「ショタコン」の合成語であるため、より露骨に性的な印象を与える。

参考文献

  • 『ブレススペシャル ロリショタ♡特集』ひかり出版、1995年12月。ISBN 4-906500-30-7

「ロリコンかつショタコン」としての「ロリショタ」

ロリコンショタコンを組み合わせた言葉として、少女ロリキャラクター)と少年ショタキャラクター)の両方が好きな人のことをロリショタと呼ぶことがある。この用語も専ら2次元キャラクターに対するものとして用いられることが多いが、稀に少年少女区別なく好むペドファイルがロリショタを自称したり、ペドファイルではない普通の子供好き(かつ同人用語としてのロリコン・ショタコンを知っている人)がロリショタを自称することもある。前述の少女様少年と区別するために「ロリショタコン」と呼ぶこともあるが、一般的ではない。ロリコンでかつショタコンである人が増えるのに合わせて自然発生した言葉であると考えられるが、発生源や発生時期は不明である。

文中では「自分はロリショタだ」のように使われることが多い。この場合、普通は「自分はロリコンでありショタコンでもある」という意味となる。

関連項目

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