スター・ウォーズ登場テクノロジー一覧
スター・ウォーズ登場テクノロジー一覧(スター・ウォーズとうじょうテクノロジーいちらん)は、映画『スター・ウォーズ・シリーズ』に登場するテクノロジーの一覧である。
小型携帯用武器
- | ブラスター | ブラスターライフル |
---|---|---|
形式 | ブラステック社製DL-44 ヘヴィ・ブラスター・ピストル |
E-11ブラスター・ライフル |
製造元 | ブラステック社 | ブラステック社 |
価格 | 300~1,000クレジット | 1,000クレジット |
全長 | ? | 49.2cm |
重量 | 1.3kg | 4.5kg |
容量 | 25発 | 500発 |
射程 | 120メートル以上 | 300メートル以上 |
- ブラスター(blaster)
- 劇中で登場する最も一般的な武器。レーザー(光子の粒子線)の一種を発射し、凝縮された爆発を引き起こす。ブラスターが相手に与えるダメージは実に様々で、それに応じて色々な形や大きさのブラスターが存在している。多くのブラスター・ピストルにはスタン・モードが付いており、相手を物理的に傷付けずに麻痺させることによって無力化させることができる。
- 殺傷モードにセットしたブラスターは標的となる建築物や有機細胞を焼き焦がすほど激しい爆発を引き起こすが、磁気シールドや偏向シールドによって防ぐことも可能である。特にジェダイやシスはライトセーバーの光刃によりブラスターの弾道を偏向させ、さらには逆に射手に向けて弾き返すことで反撃を行う。
- ブラスターライフル(blaster rifle)
- 標準的なブラスターのなかで最も強力なパワーを誇る武器がブラスター・ライフルである。これらはブラスターより大型だが殺傷力が極めて高く発射可能回数も多いため、兵士や賞金稼ぎたちの間で人気があり、銀河全域の軍隊や警備隊で最も広く使用されている武器となっている。最も高性能なブラスター・ライフルは最大射程が300メートル以上あり、これは標準的なブラスター・ピストルの3倍の距離になっている。さらにDC-15Aのようにスコープを使い三脚を取り付ければ射程を10kmに延長することも可能である。
- このようなブラスター・ライフルではパワー・パックを用いて100発分のエネルギーを充填することができ、パワーの設定も細かく調整することができる。また、多くの機種は自動モードと半自動モードの切り替えを行うことも可能である。さらに激しい戦闘によるオーバーヒートを防止するために冷却水が込み入った毛管状のシステム内を循環しており、エネルギー系統から前方の銃口へ熱を排出させている。後述するE-11のように銃身を切り詰め銃口の下に折りたたみ式の銃床を付けたものも存在する。
- 作中に登場する主なブラスター・ライフルにはストーム・トルーパーが使用し赤い光弾を発射するE-11ブラスター・ライフルや、クローン・トルーパーが使用した青い光弾を発射するDC-15Aブラスター・ライフルが存在する。DC-15AにはE-11同様銃身を切り詰め、折りたたみ銃床を付けたDC-15Sブラスターが存在する。
- アセンション・ガン(ascension gun)
- ガダッフィ(gaderffii)
- 劇中に登場する架空の武器の名前である。惑星タトゥイーンの先住民サンドピープル(タスケンレイダー)が使い、形は斧状。ガダッフィの全長は1m以上あり、サンドピープルの自作によって宇宙船の外壁などの強固な部品を削りだし、もしくは組み合わせることによって作られる。このため同じものは二つとしてなく、材料が材料であるだけにその威力はすさまじく、『エピソード4』ではルークの持っていたブラスターライフルを一撃でへし折る。
- カミーノ・セイバーダート(Kamino saberdart)
- 劇中においてジャンゴ・フェットが暗殺者ザム・ウェセルの口封じのために使用する毒矢。猛毒がついており、ザムはものの数秒で絶命する。形状は正面から見ると3枚プロペラのようになっている。画像で確認する限り、オビ・ワンの親指先と同程度の、小さなダートである。毒矢はジャンゴの装甲服の腕部にある、ボックスに封じ込まれており、何らかの力によって加速させて対象物に到達させる。オビ・ワンはジェダイ・テンプルでドロイドによる解析を行なうが、ダートのデータは存在せず、個人による手作りの武器ではないかとの答えしか得ることができなかった。そこでオビ・ワンはかつて助けた事のある親友のデクスター・ジェッスターのもとを訪ね、毒矢がカミーノで作られた特別なものであるという結論を得たのである。
- ジオノーシアン・ソニック・ブラスター
- 震動斧
- フォース・パイク
- スタン・ガン
- ジャワのブラスター
- スポーティング・ブラスター
- ボウキャスター
- Eウェブ連射式ブラスター
- サーマル・デトネーター(thermal detonator、熱爆弾)
- 劇中に登場する架空の兵器。手榴弾の程度の大きさの小型爆弾で、瞬間的に莫大な熱量を放出して周囲をその熱で破壊する。放射線や破片、爆風ではなく、熱そのもので破壊を行う点が特徴。多くの星系では、所持自体が死刑に相当するほど危険な兵器だが、暗黒街では需要が高く、2000クレジット以上で取引されることもある。爆弾の破壊力によってさまざまなクラスがあり、Aクラス級のものなら、半径20m以内のものを跡形も無く焼却する。犯罪者の中には、このAクラスの10倍もの威力を持つものを作らせている者もいる。また、ストーム・トルーパーもこれを常備しており、このタイプの最大破壊範囲は半径5m。
ドロイド
ドロイド(Droids)とは、人間と同程度か、それ以上の知性(特に専門分野では)を持つロボット全般を指している。その存在の位置付けは人間の補佐や代用品で、場合によっては「知能を持つ道具」としても使われるが、個性や自律性を持っており、俸給を得て働くなど、それなりの市民権を持つドロイドも存在する。
基本的に与えられたプログラムに従って行動する訳だが、長い稼動時間の中で(本来の運用状況では無いにせよ)経験や知識を積むことにより、個性を持ち自己主張し、更には嘘をついたり怒ったり喜んだりといった、極めて「人間的な」行動を見せるものも少なくない。スター・ウォーズ作中では、ドロイド達が様々な性格を持つのはこのためである。
数世紀に及ぶ長い耐用年数を持ち、様々な所有者の元を転々とするドロイドも多く、その過程で(中には違法な)改造や機能拡張を受けている場合もあり、往々にして高齢のドロイドほど経験豊かで熟練しており、また人間からの信頼も厚い。特に反乱同盟軍で働くドロイドの中には、ボランティア活動として自発的に参加しているものもおり、その最たる者が医療ドロイドの2-1Bとされる。彼は旧式の老朽医療ドロイドながらも、その経験に裏付けられた技術で、同盟軍屈指の医師の地位を得ている。
主な分類は宇宙空間での修理作業といった危険な場所での仕事をおこなう「アストロメク・ドロイド」や、銀河中の言語に精通した通訳である「プロトコル・ドロイド」、そして戦闘用の「バトル・ドロイド」であり、この他にも様々な専門分野に特化したドロイドが存在する。特殊なドロイドの中には、鉱山等で爆発物を扱う爆破ドロイド(戦場では地雷の敷設と除去を行えるように改造されたものも)等が挙げられる。
- C-3PO
- R2-D2
- W4-7
- R4-G9/R4-P17
- バトル・ドロイド(battle droid)
- デストロイヤー・ドロイド(ドロイディカ)(destroyer droid)
- PKドロイド (PK droid)
- 通商連合の宇宙船内に大量に搭載しているサイボット・ギャラクティカ社製の作業用ドロイド。簡単な作業を行うようにプログラムされている。クローム塗装されたドロイドは背が低くコンパクトにできており、PKドロイドの頭部は伸縮可能で、原始的なセンサーも内蔵されている。効率の良い内蔵バッテリーによって長時間の連続稼動も可能で、放射線や極端な温度環境への耐性も持ち合わせている。ドロイド製造業界の大手であるサイボット・ギャラクティカは何世紀にもわたってPKユニットの製造を続けており、これらは既に銀河系で最も一般的なドロイドとなっている。
- マグナガード
- グリーヴァス将軍ボディーガード。自立および戦闘プログラムがインプットされたドロイドであるため、完全に独立して活動する事が可能であり、頭を落とされようとも動ける限り戦い続ける。またエレクトロスタッフと呼ばれる棒状の武器を装備し、これを使用しての攻撃・防御を得意とする。エレクトロスタッフは両端から電撃を発し、また強固なレア・メタルの装甲が施され、ライトセイバーでさえも受け止める事が可能である。グリーヴァス将軍は戦いによって生じた傷跡が敵に恐怖を与えると考えているためほとんどのマグナガードは薄汚れたケープをはおり、塗装もところどころ禿げている。IGシリーズのプロトタイプであるマグナガードはエピソード5に登場するIG-88の初期系統であると思われる。
- マグナガードは外見は恐ろしい風貌をしているがエピソードⅢでは冒頭でオビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーにあっさりとライトセーバーで切り倒され、ウータパウの戦いではオビ=ワンにフォースをつかって一網打尽にされる。
- 『エピソードIII』に先駆けて登場した『スター・ウォーズ リパブリック・コマンド』では映画より遥かに強力なキャラクターとして登場する。実力としては並みのジェダイを屠ることができ、『エピソード3』の小説版ではライトセイバーの傷を負ったマグナガードが登場している。映画ではフルCGで表現されているが、撮影時は青いボディスーツを着たスタントマンが役者と殺陣を演じている。
- バズ・ドロイド
- 『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』に登場。分離主義者の対スターファイター用の新兵器。バズ・ドロイド・ミサイルによって標的に射出されたバズ・ドロイドは、敵スターファイターの表面に取り付くと切断アームを広げ、構成部分を一つ一つ取り除き破壊していく。この攻撃から逃れることは極めて難しい。ただし小型であるが故に、耐久力はあまりにも低く、劇中ではR2-D2が発した電撃で中央部の目を破壊されただけで機能を停止する。
- バズ・ドロイド=ミサイル (Buzz Droid=Missile)…分離主義者の艦船から発射される高性能ミサイル。直接の打撃ではなく、内部のバズ・ドロイドを射出して敵に大きな損傷を与える。
- ヘイルファイヤードロイド
- 『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』に登場。対ウォーカー用の新兵器。両脇には車輪が付いておりそれで走行する。上には対ウォーカ-用の強力なミサイルが装備されていてそのミサイルは軌道が曲がっていてかわすのは困難。
- クラブ・ドロイド
- アサシン・ドロイド
- スパイダードロイド
- アスメク・ドロイド
- ドロイド・コマンドー
- コック・ドロイド
- バレット・ドロイド
- DD-13 ギャラクティック・チョッパー
宇宙船および惑星用兵器
- プロトン魚雷
- 震盪ミサイル
- レーザー・キャノン
- クワッド・レーザー・キャノン
- ターボレーザー
- スーパーレーザー
- 対歩兵砲塔
- 対車両砲塔
- イオン・キャノン
ジェダイの武器
- ライトセーバー(lightsaber)
シスの武器
- シス・ライトセーバー(Sith lightsaber)
小型携帯用装置
- 帝国軍コード・シリンダー(Imperial Code Cylinder)
- 作中の銀河帝国軍で使用される保安用の個人認証システムである。銀色の短い金属棒のような外観をしており、ばね式のピンで胸ポケットに固定することが出来る構造になっている。内部には保有者の階級や個人情報などが記憶されており、セキュリティ区画のチェックポイントで専用の機械に差し込むことによって認証がなされる。生体認証と組み合わせて使用される場合もある。
- 映画本編では本来の認証目的には明確に使用されることはなく、保有する本数で将校の重要度を示す小道具として使われた。
- 呼吸マスク
- A99水中呼吸装置
- コムリンク
- 訓練用リモート
- エレクトロバイノキュラー
- 行動規制ボルト
- ホログラム投影機
- オムニ・ボックス
- デジャリック
- ビュースクリーン
- テスティング・スクリーン
- メクノ=チェア
- ヴェイダーのスーツ
- ストームトルーパーの装甲服
宇宙船搭載装置
- クローキング装置
- 特定の物体を不可視にする架空の技術。2種類存在する。一つはスタイジアムという天然のクリスタルを用いるもので、ダース・モールの乗る宇宙船、シス・インフィルトレーターなどに搭載されていた。しかし、このスタイジアムはクローキング装置の起動中に焼失してしまうことが多く、さらに惑星エイテンIIでしか産出されない希少で高価な物質であるため、クローン大戦の頃にはほとんど見られないものとなった。クローキング装置において一番の問題点は、相手から見えなくなるだけでなく、自分からも外の情報を得られなくなるという点である。これらのことより、『スター・ウォーズ』においてクローキング装置とは、非常にまれなテクノロジーとなっている(実際、映画6部作ではクローキング装置は一度も登場していない)。
- 銀河帝国時代になると、皇帝のパルパティーンはクローキング装置の開発を望むようになり、ハイブリディウムという物質を用いる方法が発見された。しかし、これによる装置は巨大で、大量のエネルギーを必要とするものであり、かつハイパースペース航行中では不安定となるものであった(スタートレックシリーズには類似の遮蔽装置が登場する)。
- 自動追尾装置
- 脱出ポッド
- リパルサーリフト
- 亜光速ドライブ
- ハイパードライブ(hyperdrive)
- ハイパースペース航行リング
- トラクター・ビーム発射装置
- 偏向シールド発生装置