ロバート・ラングランズ
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ロバート・ラングランズ(Robert Pbelan Langlands, 1936年10月8日 - )は、カナダの数学者。プリンストン高等研究所教授。専門は表現論、保型形式、保型表現論、志村多様体、統計力学。
ブリティッシュコロンビア州ニューウエストミンスター生まれ。1957年、ブリティッシュコロンビア大学卒業。1960年、イェール大学大学院で博士号を取得。1960年からプリンストン大学准教授、1967年からイェール大学准教授を経て、1972年から現職。
一般アイゼンシュタイン級数に関する業績、パーコレーションに関する業績、保型表現のスペクトル分解などの業績があるが、最大の業績にラングランズ・プログラム(ラングランズ哲学やラングランズ予想とも呼ばれる)の提唱がある。 ラングランズプログラムは、ガロワ表現のゼータと保型表現のゼータの間の双対性に関する壮大なプログラムで、数学における統一理論とも呼ばれる。 これが完成すると非可換類体論も構築されるという。
受賞歴
- 1982年 フンボルト賞数学分野(フンボルト財団)、コール賞数論部門 (アメリカ数学会)
- 1988年 アメリカ科学アカデミー数学賞 (アメリカ科学アカデミー)
- 1996年 ウルフ賞数学部門 (ウルフ財団)
- 2005年 スティール賞 (アメリカ数学会)
- 2007年 ショウ賞[1]