ランタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Elementbox ランタンテンプレート:Lang-en-short)は原子番号57の元素元素記号La希土類元素の一つ。4f軌道を占有する電子は0個であるが、ランタノイド系列の最初の元素とされる。白色の金属で、常温、常圧で安定な結晶構造は、複六方最密充填構造(ABACスタッキング)。比重は6.17で、融点は918 テンプレート:℃沸点は3420 テンプレート:℃

空気中で表面が酸化され、高温では酸化ランタン(III) La2O3 となる。ハロゲン元素と反応し、水にはゆっくりと溶ける。には易溶。安定な原子価は+3価。

モナズ石(モナザイト)に含まれる。

用途

La2O3セラミックコンデンサや、光学レンズの材料に使われる。また、LaNi5水素吸蔵合金として注目されている。炭酸ランタンが腎不全患者のリン吸収阻害薬(腸管内でリン化合物を形成し吸収を阻害する)として使用されている。

ジョージ・ベドノルツアレックス・ミューラーが最初に発見(発表)した高温超伝導物質(この時点では転移温度は、それほど高温ではなかった)がランタンを含む銅酸化物セラミックスだった。

歴史

1839年にスイステンプレート:仮リンクが発見[1]ギリシャ語で「人目を避ける」と言う意味の lanthanein が語源。これは、セリウムの影に隠れてなかなか見付からなかったからである。

ランタンの化合物

同位体

テンプレート:Main

出典

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:Sister


テンプレート:元素周期表 テンプレート:ランタンの化合物

  1. テンプレート:Cite