ユストゥス・リービッヒ大学ギーセン
ユストゥス・リービッヒ大学ギーセン(テンプレート:Lang-de)は、1607年にヘッセン=ダルムシュタット方伯ルートヴィヒ5世によりドイツ・ヘッセン州ギーセンに設立された、400年以上の歴史を持つドイツ語圏にて最も古い大学の一つである。 1929年ヘッセン州の統合に伴いマールブルク大学と共に国立大学となり、現在2万5千人以上の学生数と4千5百人以上の大学教職員数(内教授数3百人以上)を誇る。同市内にあるギーセン工科大学と合わせると、ドイツ国内で最大の学生数となる。
歴史
設立者ルートヴィヒ5世の名にちなんだルートヴィヒ大学(Ludwigsuniversität)またはラテン語におけるLudovicianaの名称から、ギーセン大学で教鞭をとり19世紀の農化学の父として著名であるユストゥス・フォン・リービッヒにちなみ、第二次世界大戦後1945年に現在の公式名称に改名された。 設立当初学ぶことができる学科は神学、法律、医学、哲学であったが、18世紀後半の改革により獣医学、経済学などが追加された。さらに20世紀に入ると現代的な大学への変革を遂げ、現在では上記の学科に加え、社会・文化学、歴史・文化学、言語・小説・文化学、心理学、スポーツ科学、数学、コンピュータ科学、物理学、地理学、生物学、化学、農化学、栄養学、環境学などを専攻することができる。
著名な教授・出身者
著名な教授としては、X線の発見者として有名なヴィルヘルム・レントゲン をはじめとし、アドルフ・フォン・ハルナック、ルドルフ・フォン・イェーリング、エティエンヌ・ラスパイレス、クルト・コフカ、フリードリヒ・ゴットリープ・ヴェルカー、エバーハルト・シュラーダー、ウィルヘルム・ブセットなどが挙げられる。
また、主な出身者には、ヨハン・カスパー・ゲーテ(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの父親)、ゲオルク・ビュヒナー、 ゲオルク・ゴットフリート・ゲルヴィヌス、ヨハン・ヤコブ・ディレニウスがいる。