ユキノシタ科
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ユキノシタ科(ユキノシタか、Saxifragaceae)は、双子葉植物に属する科である。ユキノシタやクモマグサ、ヒマラヤユキノシタ、ネコノメソウ、チダケサシ(アスチルベ)などの草本を含む。
新エングラー体系ではアジサイ、ウツギ、スグリなど(主に木本)を含めていたが、クロンキスト体系ではこれらをアジサイ科、スグリ科として分けている。さらにAPG IIIでは、ウメバチソウをニシキギ科、タコノアシをタコノアシ科に分離している。
花は両性花で放射相称または左右相称、花弁は4または5枚で雄蕊はその2倍ある。温帯から寒帯(高山にも多い)に分布し、観賞用に(または山草として)栽培されるものもある。
主な属
- チダケサシ属(Astilbe) - アスチルベ
- ヒマラヤユキノシタ属(Bergenia) - ヒマラヤユキノシタ
- アラシグサ属(Boykinia) - アラシグサ
- ネコノメソウ属(Chrysosplenium)
- ツボサンゴ属(Heuchera) - ツボサンゴ
- チャルメルソウ属(Mitella)
- Micranthes - チシマイワブキなど
- イワヤツデ属(Mukdenia)
- ヤワタソウ属(Peltoboykinia)
- ヤグルマソウ属(Rodgersia)- ヤグルマソウ
- ユキノシタ属(Saxifraga) - ユキノシタ、ダイモンジソウなど
- イワユキノシタ属(Tanakaea)
- ズダヤクシュ属(Tiarella) - ズダヤクシュ
系統
以下の系統樹はChun-Lei Xiang et al. (2012)による。この研究で古いユキノシタ属 (Saxifraga) は多系統であることが分かり、Cascadia・Micranthesなどの属に分割されている[1]。
画像
- Boykinia lycoctonifolia 1.JPG
- Saxifraga stolonifera.jpg
- Yogorenekonome.JPG
- Saxifraga paniculata.jpg
Saxifraga paniculata