ヤマハ音楽振興会

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一般財団法人ヤマハ音楽振興会(ヤマハおんがくしんこうかい、YAMAHA MUSIC FOUNDATION)は、楽器メーカー大手のヤマハによって創設された財団法人。主たる事務所は東京都目黒区下目黒3丁目24番22号(通称:目黒区大鳥神社の隣)。

概要

音楽教育と普及を主目的に設立。「ヤマハ音楽教育システム」「ヤマハグレード」を企画し、日本各地の「ヤマハ音楽教室」を通じてピアノエレクトーンを中心とした楽器演奏者の拡大に努めている。

かつては「ヤマハポピュラーソングコンテスト(ポプコン)」「合歓ポピュラーフェスティバル(日本歌謡祭)」「TEENS' MUSIC FESTIVAL」などのコンテストやオーディションを主催し、メジャーデビューしたアーティストのマネージメントと付随する音楽出版業務も担っていたが、2008年にヤマハ子会社のヤマハミュージックパブリッシングとヤマハミュージックアーティストに委譲した。

また、関連施設として、「つま恋ミュージックガーデン」(静岡県掛川市)、「合歓の郷ミュージックキャンプ」(三重県志摩市)などがある。

ヤマハ音楽教室

1954年に設立母体の日本楽器製造(ヤマハ)がヤマハ銀座ビル内でオルガンを対象に開講した「音楽教室」の開設が前身であり(1959年に「ヤマハ音楽教室」となる)、当財団は「ヤマハ音楽教育システム」という講座の核となるカリキュラムの策定、講師養成などを担う(ヤマハ本体は全体運営を統括する立場にある)。実際の教室運営は後述の直営音楽センター以外はヤマハグループの楽器販売子会社或いは各地の特約店(独立資本の楽器店)によるフランチャイズ経営となっている。

1990年代以降は、1歳児から小中学生程度を対象とした音楽レッスンの「ヤマハ音楽教室」、趣味的な演奏スキルを習得したい青年層以上を対象とする「ヤマハ大人の音楽レッスン(PMS=ポピュラーミュージックスクール=)」に大別される。「ヤマハ音楽教育システム」と当財団が発行するシステム教材(楽譜)に基づいてグループレッスンを受講し、上達度に応じて次のコースへステップアップして行く形式を採っている。教室によっては独自のマンツーマンによる個人レッスンを設定している場合もある。また、高度な鍵盤演奏技術の習得を目指す音楽教室の在籍・修了生対象の「ヤマハマスタークラス」が直営センターにて開講している。

なお、講座の指導者は「ヤマハ音楽教育システム講師」と言い、一定の演奏グレード保有者でかつ講師資格試験に合格した者が当財団と業務委託契約を締結し、財団が指定した教室を担当する個人事業主請負社員)形態となっている。

ヤマハグレード

ヤマハグレードとは、ヤマハ音楽振興会が総合的な音楽の力を評価するシステムとして提唱している検定制度である。

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ヤマハ英語教室

ヤマハ音楽教室のノウハウを応用し、幼児から小学生までを対象としたグループ英会話教室として「ヤマハ英語教室」を各地の音楽教室の一部で開講している。

音楽センター

当財団直営の音楽センターは全国の音楽教室の中でも特に重点的に置かれ、設備やコースが整っている。センター内独自の音楽発表会も行われている。

  • ヤマハ札幌センター
  • ヤマハ仙台センター
  • ヤマハ目黒センター
  • ヤマハ日吉センター
  • ヤマハ吉祥寺センター
  • ヤマハ東山センター
  • ヤマハなんばセンター
  • ヤマハ西新センター
ヤマハ四ッ池センターは2006年5月に「ヤマハミュージック東海 浜松中央センター」、ヤマハ仙台センターは2008年5月に「ヤマハミュージック東北仙台センター」となり、ヤマハグループが教室を承継した。

ヤマハ音楽院

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出版事業

音楽教室・英語教室のシステム教材の制作・発行のほか、エレクトーンの総合情報雑誌である「月刊エレクトーン」、「みんなのオルガン・ピアノの本」シリーズといった音楽教則本などを出版している。一般的な楽譜はヤマハグループのヤマハミュージックメディアが制作・発行している。

主催イベント

  • ジュニアオリジナルコンサート
  • エレクトーンコンクール
  • ヤマハ・ガラ・コンサート

所属演奏家

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エレクトーンプレイヤー

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小林愛実や櫃本樹音、宮本真緒など 若手音楽家も所属

所属していたアーティスト

以下の歌手・ミュージシャンはヤマハミュージックアーティストへ転籍した。

2008年以前に脱退したアーティスト テンプレート:節スタブ

スポンサーについていた番組

脚注

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外部リンク