ムラサキウマゴヤシ
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テンプレート:Redirect テンプレート:生物分類表 ムラサキウマゴヤシ(紫馬肥やし、テンプレート:Lang-en-short、テンプレート:Snamei)は、マメ科ウマゴヤシ属の多年草。中央アジア原産。アルファルファ、ルーサンとも呼ばれる。
特徴
頑丈な根株から多数の茎を叢生し、伸びると1m程になる。夏に濃紫色から白色の蝶形花を付ける。
- Medicago sativa shoot.JPG
葉
- Medicago sativa 003.JPG
花
- Alfalfa frutos-7.JPG
果実
- Mesas 001 lhp.jpg
種子(バーは1mm)
利用
牛などに与える牧草として使われるほか、スプラウトの状態でサラダなどに使う。根粒菌の共生により、乾燥重量あたりの栄養価は非常に高いが、牛はさほどこの草を好まない。
1980年代に日本国内で健康食品として流行したが、ほどなくして下火になる。しかし最近では加工されサプリメントとして販売されているほか、スプラウトブームで再び注目され始めている。
研究については、酪農学園大学などで行われている。日本では明治時代に導入されたが、酸性土壌の多い日本での生産は定着しなかった。今はごく一部が野生化しているのみである。
生産量
2007年のアメリカでの生産量は、平均で1acあたり3.35t(1haあたり8.375t)、総量は7,257万tである。
ギャラリー
- Medicago sativa (alfalfa).jpg
スプラウトとしてのアルファルファ
- Alfalfa round bales.jpg
収穫された牧草