ミーリエル

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ミーリエル・セリンデ(Míriel Þerinde第一紀4550年? - 4679年?)はJ・R・R・トールキン中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 ノルドールの王フィンウェの最初の妻。息子にフェアノール

セリンデとは、「刺繍の名手」を意味する。

内容

ミーリエルはフェアノールを出産したあと心身ともに疲れきり、生きていくことを望まなくなった。フィンウェはこのことでマンウェの助言を求め、マンウェはかの女をイルモにゆだねた。ミーリエルはイルモの庭園、ローリエンに横たわり、その魂はマンドスの館に憩うことになった。こうしてミーリエルはヴァリノールで最初の死者となった。ミーリエルがフィンウェのもとを去ったことにより、フィンウェはあらたにインディスを娶ることになった。そしてミーリエルの息子フェアノールと、インディスの息子フィンゴルフィンとの不和が生まれ、このことはノルドールの反乱へとつながり、ひいてはエルフによる最初の同族殺しへといたることになる。

フィンウェが殺された後、ミーリエルは、フィンウェの一族のすべての行動を時のタペストリーに編むという、ヴァイレの仕事に加わることで、再び生きる許可を与えられた。

フェアノールの系図

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