マーマレード
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マーマレード (テンプレート:Lang-en-short) は、柑橘類を加工してつくるジャム。果皮が残っているため、苦味がある。
作り方
主にオレンジ、夏ミカン、ユズ、グレープフルーツなどでつくられる。初めに実と皮を分け、皮は千切りにして水に浸す。実から果汁を絞り、皮と一緒に煮る。皮が柔らかくなったら砂糖を入れ、ペクチンの作用でゲル化するまでかき混ぜながら煮立てる。
食べ方
パンに塗ることが多い。
スペアリブのたれにマーマレードを加えるのも一般的である[1]。
由来
- 1700年頃にスペインで誤って船一杯にビターオレンジを買ってしまったイギリスの商人が悲嘆していたところ、奥方がこれを砂糖漬けのジャムにしたところ大変好評となった。その際に、庭で遊んでいた一人息子のメアーをMair Ma lad!(メアー、私の息子よ!) と手伝いに呼んだ事が由来とされた説。
- ポルトガル語由来で、もとはマルメラーダ (ポルトガル語: marmalade)と言うマルメロの砂糖漬けのような食品を指すものが由来とされた説。
- マリ・マラード (テンプレート:Lang-fr-short, 病気のマリ) に綴りが近いことから、スコットランドのメアリー女王が腹痛の時に食べたから、あるいは、仮病を使ってでも食べたがったから、という民間語源がある。
- スコットランドのダンディーで、現在の形のマーマレードが初めてつくられたとされている。
引用文献
- ↑ 武藤裕子『I LOVE 肉弁当』主婦と生活社, 2010年, p.22
外部リンク