マルタイ (企業)
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テンプレート:Infobox 株式会社 マルタイは、福岡県福岡市西区に本社を置く、主にインスタントラーメンを中心とする食品加工会社である。「味のマルタイ」の商標名でその名を知られる。福岡証券取引所単独上場銘柄のひとつである(証券コードは2919)。
会社概要
インスタントラーメン、カップ麺などの製造販売をおこなっている。看板商品の「即席マルタイラーメン」(レギュラータイプ)は棒状タイプ(乾麺)のインスタントラーメンでは発売から50年もの歴史を持つロングセラー商品である。九州を中心に西日本で高いシェアを誇り、首都圏でも販売されている。
また1979年に発売された「長崎皿うどん」などの揚げ焼そばシリーズも、現在では同社を代表する商品の一つとなっており、近年では期間限定の半生めんなども販売されている。
社名の由来は、創業者の藤田泰一郎(ふじた たいちろう)から「泰」に○で「マルタイ」とした。社団法人日本即席食品工業協会に加盟している。
沿革
- 1947年(昭和22年)5月 - 藤田泰一郎が福岡市中央区高砂で「泰明堂」として創業。製麺業を始める。
- 1959年(昭和34年)11月 - 棒状のインスタントラーメン「即席マルタイラーメン」を発売。
- 1960年(昭和35年)
- 1963年(昭和38年)12月 - 販売部門を株式会社マルタイに分離。
- 1969年(昭和44年)8月 - 九州とんこつラーメンのインスタント化第一号商品「屋台ラーメン」発売。
- 1976年(昭和51年)7月31日 - 株式会社マルタイと株式会社泰明堂が合併、マルタイ泰明堂株式会社となる。(存続会社はマルタイ)
- 1976年(昭和51年)9月 - 「長崎ちゃんぽん」を業界で初めてカップ麺で発売。
- 1990年(平成2年)12月 - 株式会社マルタイに商号変更。
- 1995年(平成7年)9月29日 - 株式を福岡証券取引所に上場。
- 2007年(平成19年)2月 - 第三者割当増資により、西部ガスの関連会社となる。
- 2009年(平成21年)10月 - サンヨー食品との資本・業務提携を発表。
- 2009年(平成21年)11月 - 「即席マルタイラーメン」発売50周年。
- 2010年(平成22年) - サンヨー食品九州工場(福岡県飯塚市)に於いてマルタイが販売する袋麺・カップ麺の一部の委託生産を開始。
- 2012年(平成24年)11月 - 本社を福岡市西区今宿青木へ移転(工場の移転は翌年1月)。
主な商品
- 棒状インスタントラーメン
- 即席マルタイラーメン(しょうゆ味)
- 屋台九州味(とんこつ味)
- みそ味
- ごましょうゆ味
- 醤油とんこつ味
- しお味
- 博多長浜ラーメン(棒)
- 味噌豚骨味
- 醤油豚骨味
- 博多醤油とんこつラーメン
- 九州博多棒拉麺
- 元祖長浜屋協力棒ラーメン
- 熊本黒マー油とんこつラーメン
- 長崎あごだし入り醤油ラーメン
- 鹿児島黒豚とんこつラーメン
- 宮崎鶏塩ラーメン
- 棒長崎ちゃんぽん
- 替玉ラーメン(博多ラーメンの基本的な食べ方である「替玉」専用。スープは添付されていない)
- お鍋にラーメン(鍋料理専用。スープは添付されていない)
- あっさり醤油ラーメン(即席マルタイラーメンの廉価版。調味油を抜いただけの製品)
- あっさり豚骨ラーメン(屋台九州味の廉価版。調味油を抜いただけの製品)
- あっさり醤油とんこつラーメン(博多醤油とんこつラーメンの廉価版。調味油を抜いただけの製品)
- 袋入りインスタントラーメン
※はサンヨー食品九州工場に委託生産[1]。スープはマルタイ本社で製造。
- 屋台ラーメン※
- 博多長浜ラーメン※
- これだ(しょうゆ味)※
- 長崎ちゃんぽん麺※
- 冷し中華※
- カップ麺
- 長崎ちゃんぽん
- あつあつとろみちゃんぽん
- マルタイラーメン(カップ)
- 高菜ラーメン(とんこつ味)
- 博多長浜ラーメン(カップ)
- 屋台ラーメン(カップ)
- ねぎらーめん
- 元祖長浜屋協力豚骨ラーメン
- 沖食堂監修久留米豚骨ラーメン
- 四海樓監修長崎ちゃんぽん
- 味わいの逸品(とんこつ、しょうゆ、ゆず塩)
- ダブルちゃんぽん(名前とは裏腹に実はカップやきそば。内容は同社長崎ちゃんぽんの具と麺にヤキソバソース。麺が2つ入っている)販売終了。
- 旨辛豚骨 - 九州初の激辛カップ麺。発売当初は「辛豚(からとん)」の名称だった。別添の唐辛子小袋でお好みの辛さに調節できる。
- その他
- 長崎皿うどん(油揚げ麺)
- カップしるこ
- レトルトぜんざい
- 辛子明太チヂミ(チヂミの素)
工場
関連項目
- 棒ラーメン
- 福岡ソフトバンクホークス - 2009年(平成21年)から当社もオフィシャルスポンサーの一員となった。