マキシミリアン・ヴィアーズ
マキシミリアン・ヴィアーズ将軍(General Maximilian Veers)は、アメリカ映画『スター・ウォーズ・シリーズ』に登場する架空の人物。
概要
ダース・ベイダーの直属の部下で、ホスの戦いで名声を上げた。銀河帝国士官学校を優秀な成績で卒業したマキシミリアンは嘘や賄賂によらず、実力で昇格を続け大佐となったが、スローン大提督の推薦により、ダース・ベイダーの艦隊の地上軍司令官という面倒な地位を与えられた。さらに能力を発揮して少将となり、妻と息子ともども帝国軍がプロパガンダで推奨する理想的な帝国市民かつ帝国軍人として、銀河帝国のポスターボーイとされた。
作中での活躍
ホスの戦いで彼はAT-AT"ブリザード1"に搭乗して指揮を執り、反乱同盟軍の頑強な抵抗を退けエコー基地を防衛するシールド発生装置を撃破するという快挙を成し遂げた。しかしブリザード1は戦闘中に撃破されマキシミリアンは両足を失い、義足を嫌ったためにリパルサーリフトによって浮遊移動する椅子の上での生活を余儀なくされた。
エンドアの戦いの後、帝国軍は統制者を失い、私利私欲に走る腐敗した司令官の縄張り争いなどによる内乱が絶えず勃発したが、マキシミリアンはスローン大提督が創設した新しいクローン・トルーパーに遺伝子を提供した者の1人となっていた。
パルパティーンがクローンとして復活したとき、ヴィアーズ将軍は皇帝に忠実な派閥に属して新共和国軍と戦った。しかし反逆者であるベイダーとの関係を皇帝に咎められ大尉に降格。そしてヤヴィンの戦いの10年後にバルモーラの戦いで 軍事エグゼキューターセドリス・QLの無謀な突入命令により戦死した。
なお、マキシミリアンは帝国軍の理念に陶酔しているが、妻に先立たれ長男であるゼヴュロン=ヴィアーズはコンプフォースに所属していたが、銀河帝国の理念に疑問を感じ、ホスの戦いの最中に反乱同盟軍に入隊している。その事はマキシミリアンの名声に著しく泥を塗った。
また、著名な部下にスローン大提督の下で活躍したフレジャ=コヴェル将軍、エンドア防衛軍のアイガー司令官が居る。
余談
- モデルとなった人物は、エルヴィン・ロンメル元帥と思われるテンプレート:要出典。なおヴィアーズを演じたジュリアン・グローヴァーはジョージ・ルーカスが製作総指揮を務めた『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』では、祖国を裏切りナチスに協力するアメリカ合衆国の大富豪ドノヴァンを演じている。
- 『エピソード5』の初期段階の脚本ではヴィアーズがホスの戦いの終盤でスノースピーダーに乗った反乱軍兵士の特攻によって戦死するという案もあり、小説版のみそちらの設定が採用されている。